【複合ストーリー】撮影の外注に失敗し続けた担当者の3年間|1年目・2年目・3年目で失敗の形が変わった理由

撮影の外注で失敗が続くとき、失敗の種類は年ごとに形を変えます。1年目は安さで選んで当たり外れに賭け、2年目は実績で選び直して「上手いけれど使えない」写真を受け取り、3年目は指示書を厚くして当日と社内でつまずく。抜け出す鍵は撮影者を替えることではなく、発注の前に用途と判断する人を決めることでした。

目次
企業専門の出張撮影「日本プロカメラマン手配」が、手配の現場から書いています。料金はハーフ66,000円・フル132,000円(税込)。料金表を見る/無料で見積りを依頼する

結論|撮影の外注の失敗は「選び方→伝え方→判断の仕方」と形を変えて続く

THREE YEARS OF OUTSOURCING

オフィスで発注担当者と撮影者が書類を前に打ち合わせをしている場面を思わせるイメージカット。撮影の外注に失敗し続けた担当者の3年間を描く複合ストーリーの挿絵

撮影の外注に失敗したあと、多くの担当者は次に何を変えるかを決めて、次の発注に臨みます。安さで失敗したから実績で選ぶ。指示が足りなかったから指示書を厚くする。どれも筋の通った反省です。それでも失敗が止まらない担当者がいます。止まらないのは、毎年ちがう場所で失敗しているからです。

私は元カメラマンで、いまは企業専門のカメラマン手配「日本プロカメラマン手配」の代表をしています。撮影のご相談を受けていると、2回目、3回目の失敗を経てたどり着いた担当者から、よく似た経緯を聞きます。1回ごとの失敗の中身はちがうのに、並べてみると同じ場所に穴が空いている。この記事は、その経緯を1人の担当者の3年間に並べ直した複合ストーリーで、実在する1人の話ではありません。

この物語の読み方|担当者インタビューではなく、複合ストーリーです

この記事は、実在する1人の担当者への取材記事ではありません。撮影のご相談で何度も聞いてきた話を、個人や会社が特定されないように1人の担当者の3年間へ再構成した物語です。登場する担当者の発言をそのまま引用した箇所はなく、語っているのは代表である私です。人数・回数・期間は物語の型として置いた設定で、実績の数値ではありません。また、途中で登場する撮影者を責める意図はありません。原因は人ではなく工程にある、という立場で書いています。

この記事の位置づけ|失敗の一覧でも原因分析でもなく、失敗が形を変えていく時間の流れを書く

この記事が扱うのは、1回の失敗ではなく、失敗が年ごとに形を変えて続いていく流れと、そこから抜け出したきっかけです。発注担当者が社内で詰められる場面そのものは発注担当者が社内で詰められる「写真の失敗」あるあるに、撮り直しが起きる原因の分類は撮り直しになった企業の実例と、その原因分析にまとめています。

あるあるの記事が「どんな失敗が起きるか」、原因分析の記事が「なぜ起きるか」だとすると、この記事は「同じ担当者に、なぜ失敗が続くのか」と「どこで流れが変わったか」を書きます。個々の失敗の細かい防ぎ方は、それぞれの年の終わりに関連する記事へ渡します。

物語の主人公|撮影の発注を兼務で任された中堅企業の担当者

主人公は、中堅規模の企業で総務と広報を兼務している担当者です。撮影の発注は年に数回あり、社内に撮影の経験がある人はいません。前任者からの引き継ぎは、過去の写真データが入ったフォルダが1つだけでした。

項目物語の設定
立場総務と広報の兼務。撮影の発注は業務の一部で、専任ではない
撮影の頻度年に数回。採用サイトの社員紹介、役員のポートレート、社内イベントの記録など
社内の知見撮影の経験者はいない。発注書や撮影の手順書もない
決裁写真の最終判断は部長。ただし撮影の現場には来ない
担当者の悩み失敗するたびに反省して頼み方を変えているのに、毎回ちがう理由で写真が使えなくなる

この設定は、ご相談に来られる担当者の多くに共通しています。撮影は年に数回しかないので、失敗から学んだことを次に試せるのは数か月後です。そして試した結果が分かるのは、納品された写真を社内で見せたときです。1回の試行に時間がかかるぶん、ずれた反省をしたときの遠回りも長くなります。

1年目の失敗|安さと早さで撮影者を選び、当たり外れに賭けていた

1年目の失敗は、撮影者を「安さ」と「すぐ来てくれるか」だけで選んだことから始まりました。採用サイトの社員紹介を更新するために、社員10名ほどの写真が必要になり、知人に紹介された撮影者に、料金の安さを決め手に依頼しました。

当日、撮影者は開始時刻に少し遅れて到着し、窓のない会議室で照明を持たずに撮影を始めました。納品された写真は全体に暗く、表情も硬いものが目立ちました。担当者は撮り直しを頼みたかったものの、紹介してくれた知人の顔が浮かび、言い出せませんでした。発注書はなく、見積りもメールで金額だけが届いていたため、何を約束していたのかを確かめる手段もありませんでした。

担当者は1年目を振り返り、安さで選んだのが失敗だったと結論づけました。半分は正しい反省です。ただ、抜けていたのは料金の高い安いではなく、撮影者を比べるための材料そのものでした。何に使う写真で、どんな場所で、何を満たせば合格なのか。それが言葉になっていなかったので、比べられる軸が料金しか残っていなかったのです。

知人に頼むときに切り出しにくくなることの整理は「知り合いのカメラマン」に頼むリスクを冷静に整理するで、料金の安さが後からどこに跳ね返るかは「安いカメラマン」に頼んだ企業が、結局2倍払うことになる理由で書いています。

2年目の失敗|実績で選び直したのに、「上手いけれど使えない」写真が届いた

2年目の失敗は、1年目の反省どおりに実績で選び直したのに、写真が用途に合わなかったことでした。担当者は、ポートフォリオの美しさを決め手に、1年目より料金の高い撮影者へ依頼しました。撮影者の腕は確かで、当日の進行も落ち着いていました。

納品された写真は、1枚ずつ見れば見事でした。背景を大きくぼかし、窓の光を生かした、雑誌のような写真です。ところが採用サイトの正方形の枠に入れると頭が切れ、社員ごとに背景の明るさが違うため、並べるとまとまりがありません。役員の写真は、会社案内で使う無地背景の条件に合いませんでした。社内の反応は、きれいだが使いにくい、というものでした。

担当者の2年目の結論は、指示が足りなかった、というものです。これも半分は正しい反省です。抜けていたのは指示の量ではなく、撮影者の得意な写真と、自社の用途が求める写真を照らし合わせる手順でした。ポートフォリオは撮影者が撮りたい写真の見本であって、自社の用途で使える写真の保証ではありません。

上手い写真と、置く場所で使える写真の違いは「上手い写真」と「仕事になる写真」の違い|企業撮影で写真の価値を決めるもので、ポートフォリオから何を読み取るかは元カメラマンだから分かる、ポートフォリオの嘘の見抜き方で書いています。

3年目の失敗|指示書を厚くしたのに、当日の進行と社内の判断でつまずいた

3年目の失敗は、指示書を細かくしたことで撮影の前は整ったのに、当日の進行と社内の判断で崩れたことでした。担当者は2年目の反省から、参考写真やポーズの指定を何ページにもまとめた指示書を作り、3人目となる撮影者に渡しました。

当日、担当者は社員の呼び出し、来客への対応、撮影の立ち会いを1人でこなしていました。会議が長引いた役員の撮影がずれ込み、後ろの社員は急ぎ足で撮ることになりました。指示書が細かすぎたため、撮影者は現場で気づいた良い角度を試すより、指示書どおりに撮ることを優先しました。担当者は呼び出しに追われ、モニターで写真を確かめる時間がほとんどありませんでした。

さらに、納品後に部長が初めて写真を見て、全体のトーンが暗いと判断しました。指示書の参考写真は、担当者が選んだもので、部長はそれを見ていませんでした。担当者の3年目の結論は、次は自分がもっと全部を見なければ、というものでした。けれど振り返ると、1人で全部を見ようとしたことが、3年目の当日を崩した一因になっていました。

人数の多い撮影で当日の時間割をどう組むかは社員写真を全員分そろえる|100人規模の撮影を回す時間割と日程の組み方で、決裁者に写真の費用や方針をどう説明するかは社内の稟議を通すための「撮影費用」の説明の仕方で書いています。

撮影の見積りは、内訳つきで無料です

用途・日程・場所をお知らせいただければ、拘束時間と人員の内訳が分かる見積りをお送りします。料金はハーフ(4時間枠)66,000円・フル(8時間枠)132,000円(税込)です。

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3年分を並べて見えたこと|失敗の種類は変わっても、穴は同じ場所に空いていた

3年分の失敗を並べると、毎年の反省は前の年の失敗には効いていたのに、次の失敗を別の場所で生んでいたことが分かります。共通して抜けていたのは、発注の前に「何に使う写真か」と「誰が良し悪しを決めるか」を決める工程でした。

年撮影者の選び方起きたこと担当者が出した結論実際に抜けていたもの
1年目料金の安さと、すぐ来てくれるか暗く硬い写真。撮り直しを言い出せない。約束の中身を確かめられない安さで選んだのが失敗撮影者を比べる材料(用途・合格の条件)が言葉になっていない
2年目ポートフォリオの美しさ1枚ずつは見事だが、枠に入らず並ぶとまとまらない指示が足りなかった撮影者の得意と自社の用途を照らし合わせる手順がない
3年目指示書を厚くして新しい撮影者に当日の進行が崩れ、納品後に部長がトーンを否定自分がもっと全部見なければ判断する人と進行する人が分かれていない。決裁者と事前に合意していない

表の右から2列目、担当者が出した結論は、どれも前の年の失敗には正しく効いています。2年目は1年目のような暗い写真にはならず、3年目は2年目のような用途違いの写真にはなりませんでした。ただ、反省の対象が毎回「撮影者」か「自分の頑張り」だったため、発注の工程そのものには手が入らず、穴は次の場所に移っただけでした。

もう1つ共通していたのは、担当者が3年間、ずっと1人で発注を抱えていたことです。撮影者を選ぶのも、用途を考えるのも、当日を回すのも、良し悪しを判断するのも1人でした。撮影者は3人変わりましたが、発注の形は1年目から変わっていなかった、と言い換えられます。

私が元カメラマンとして撮る側にいたころ、こうした発注の形の中で撮影に入ることは珍しくありませんでした。担当者は誠実で、こちらも全力で撮る。それでも写真が使われずに終わることがありました。当時はその理由を自分の腕の問題として受け止めていましたが、手配する側に回ってから、腕より手前の工程で決まっていたことが多かったと分かりました。

撮影の外注で失敗が続いていて、次は何を変えればよいか分からない状態でも、ご相談いただけます。これまでの撮影で何が起きたかと、次に写真を使う予定の媒体をお知らせいただければ、発注の前に決めておくことの見当と、それに合う撮影枠の目安をお返しします。

抜け出すために変えた5つのこと|撮影者ではなく、発注の工程を変える

4年目に担当者が変えたのは、撮影者ではなく発注の順番と役割分担でした。撮影者を探すより先に用途を決め、判断する人を決め、当日の役割を分ける。変えたことは次の5つです。

STEP

撮影者を探す前に、用途一覧を作る

写真を置く場所(ページ名・印刷物)、枠の形と縦横比、背景や明るさの統一条件、写してはいけないもの、公開の期限を1枚にまとめました。1年目に足りなかった比べる材料も、2年目に足りなかった用途の言葉も、この1枚が受け持ちます。

STEP

撮影者は、用途の話が通じるかで選ぶ

見積りの段階で用途一覧を渡し、撮影者や手配先が何を聞き返してくるかを見ました。枠の形や納品の形式、当日の呼び出しの段取りを聞き返してくる相手は、用途から逆算して撮る習慣があります。料金とポートフォリオは、その次に見る材料にしました。

STEP

指示書は厚くせず、「決まっていること」と「任せること」を分ける

枠の形・背景・納品の形式など動かせない条件は決まっていることとして書き、ポーズや角度は撮影者に任せることとして分けました。3年目の指示書は、任せてよい部分まで縛っていたため、撮影者が現場で判断する余地を消していました。

STEP

当日の役割を、判断する人・進行する人・撮る人に分ける

担当者は写真の判断に専念し、社員の呼び出しと時間の管理は進行役に渡しました。撮影スロット(時間割)を事前に作り、役員は会議の前後に固定枠を置いて、予備の時間も入れています。担当者が呼び出しに追われてモニターを見られない状態を、構造からなくしました。

STEP

決裁者には、納品後ではなく撮影の冒頭で見てもらう

部長には撮影の開始から30分だけ同席してもらい、最初の数名を撮った時点でモニターを見て、背景と明るさの方針に合意をもらいました。納品後に初めて見て方針が覆る3年目の流れを、撮影の冒頭の確認に置き換えたのです。

項目3年目までの頼み方4年目からの頼み方
最初にやること撮影者を探す用途一覧を作る
撮影者の選び方料金、次にポートフォリオ用途の話が通じるか。料金とポートフォリオはその次
指示の出し方何も書かない、または全部を書く決まっていることと任せることを分けて書く
当日の役割担当者が1人で呼び出し・対応・判断判断する人・進行する人・撮る人を分ける。撮影スロットを事前に作る
決裁者が写真を見る時期納品後撮影の冒頭30分
反省の対象撮影者、または自分の頑張り発注の工程(どこが決まっていなかったか)

撮影者に見積りを頼むときの依頼文の書き方は撮影の相見積もりを取るときの正しい依頼文に、発注前に確かめる項目の全体は撮影を外注する前に確認するチェックリスト20項目にまとめています。発注書に何を書いておくかは撮影の発注書・契約書に書く項目とテンプレート|明示義務8項目で扱っています。

抜け出したあとも残ったこと|費用・引き継ぎ・過去の写真とのトーン差

4年目で流れは変わりましたが、全部が解決したわけではありません。残ったのは、1年目より費用が上がったことの社内説明、担当者が異動したときの引き継ぎ、過去の写真とのトーンの差の3つでした。物語として書く以上、ここも正直に書いておきます。

費用は、1年目の頼み方より上がりました。撮影の準備と進行に人の手をかける分です。担当者は部長に、撮影1回の料金ではなく、撮り直しと社内の手戻りが起きない発注の形にかける費用として説明し、用途一覧と3年分の表を添えて合意を取りました。説明の材料が手元にあったことが、合意を早めました。

引き継ぎについては、用途一覧と撮影リストを社内の共有フォルダにテンプレートとして置き、次の担当者がそれを埋めれば同じ順番で発注できるようにしました。担当者の頭の中にあった3年分の反省を、紙に移す作業です。年に数回しかない業務ほど、知見は人に残り、人と一緒にいなくなります。

過去の写真とのトーンの差は、解消できていません。採用サイトには、1年目から3年目に撮った写真がまだ一部残っています。全部を撮り直す予算と時間はなく、まず社員紹介の写真を揃え、残りは次の更新の時期に合わせて入れ替えていく方針にしました。写真の更新時期をどう判断するかはコーポレートサイトの写真を撮り直すべきタイミング|更新を判断する7つのトリガーで書いています。

あなたはいま何年目か|失敗の種類から、次に変えることを見つける

撮影の外注で失敗が続いている担当者は、直近の失敗がどの年の形に近いかを見ると、次に変えることが分かります。表の右端に書いたのは、撮影者を替える前に試すことです。

近い形直近の失敗に出ていたサイン撮影者を替える前に試すこと
1年目型写真の質そのものが足りない。撮り直しや修正を言い出せない。何を約束していたか確かめられない用途一覧を作り、比べる材料を料金以外に持つ。発注書で約束を文面に残す
2年目型1枚ずつは良いのに、置く場所に入らない。並べるとまとまらない見積りの段階で用途一覧を渡し、何を聞き返してくるかで相手を見る
3年目型準備は整っていたのに当日が崩れた。納品後に決裁者が方針を覆した当日の役割を分け、撮影スロットを作る。決裁者に撮影の冒頭で見てもらう

次の発注の前に、次の項目を確かめておくと、どの年の形の失敗も起きにくくなります。全部を一度に整える必要はなく、上から順に埋めていけば、撮影者に渡す材料が揃います。

  • 写真を置く場所(ページ・印刷物・名刺など)を全部書き出したか
  • 置く場所ごとに、枠の形・縦横比・背景や明るさの条件を確かめたか
  • 撮影者を比べる材料が、料金とポートフォリオ以外にもあるか
  • 見積りを頼むときに用途一覧を渡し、相手が何を聞き返してくるかを見たか
  • 指示の中で、決まっていることと撮影者に任せることを分けたか
  • 当日に写真を判断する人と、呼び出しや時間を管理する人を分けたか
  • 決裁者が写真を見る時期を、納品後より前に置いたか
  • 約束した内容(用途・納品の形式・利用範囲)を発注書やメールの文面に残したか
  • 前回の失敗の反省が、撮影者や自分の頑張りではなく、発注の工程に向いているか

3年間失敗が続いた担当者は、怠けていたわけではありません。むしろ毎年まじめに反省し、毎年ちがう手を打っていました。足りなかったのは努力ではなく、反省を向ける場所でした。失敗が続いているなら、それは担当者の能力の問題ではなく、発注の形を見直す時期が来ているという合図だと私は考えています。撮影者を選ぶ段階で企業がはまりやすい型はカメラマン選びで失敗する企業に共通する7つのパターンにまとめています。

日本プロカメラマン手配に預けられることと、預けられないこと

日本プロカメラマン手配では、この物語で担当者が1人で抱えていた工程のうち、撮影者の人選、撮影スロットの作成、当日のディレクションと進行、レタッチ基準の統一と納品までを、運営会社が一貫して担当します。用途一覧づくりも、ヒアリングを通じて一緒に整理できます。

一方で、写真を何に使うかを決めること、社内で誰が良し悪しを判断するかを決めること、決裁者と方針を合わせることは、発注企業にしかできません。ここは預けられない工程として、最初の打ち合わせで一緒に確認します。登録している撮影者は全国で30名程度に絞り、東京・大阪が最も多く、金沢・福岡にも在籍しています。技術と機材に加えて、服装や態度、当日動けなくなったときの代替のリスクまで審査しています。審査で何を重く見ているかはなぜ「人柄」を機材や実績より重く見るのか|企業撮影の写真を決めるもので書いています。

この記事で書いていないこと

この記事は、撮影のご相談で何度も聞いてきた話を1人の担当者の3年間に再構成した物語で、実在する担当者へのインタビューや取材の記録ではありません。担当者の発言の引用はなく、人数・回数・期間は物語の型として置いた設定です。抜け出したあとに採用の応募や問い合わせがどう変わったか、費用がいくら上がったかは書いていません。検証できる数字がなく、写真の寄与だけを取り出せないためです。発注書や利用範囲に関わる判断は、契約の文面と専門家の確認を優先してください。

この記事の次に読むと、判断が一段進みます

撮影者の人選から撮影スロットの作成、当日の進行とディレクション、納品までをまとめてお任せいただけます。次に写真を使う媒体、被写体の人数、これまでの撮影で困ったこと、公開の期限をお知らせいただければ、発注の前に決めておくことと撮影枠の見当をお返しします。基本料金は時間単位で、ハーフ(半日・4時間枠)が60,000円+税=66,000円、フル(1日・8時間枠)が120,000円+税=132,000円です。標準機材と商用利用権は基本料金に含み、交通費などの諸経費は実費のまま見積りに明記します。

よくある質問

撮影の外注で失敗が続くのはなぜですか

失敗のたびに撮影者か自分の頑張りを反省の対象にして、発注の工程そのものを変えていないことが多いからです。安さで失敗すれば実績で選び、用途違いで失敗すれば指示を増やす、という反省は前回の失敗には効きますが、発注の前に用途と判断する人を決める工程が抜けたままだと、失敗は別の場所に移って続きます。

安いカメラマンをやめて実績のある人に頼めば、失敗はなくなりますか

写真の質に起因する失敗は減りますが、それだけでは用途に合わない失敗は残ります。ポートフォリオは撮影者が得意な写真の見本で、自社の用途で使えることの保証ではありません。見積りの段階で写真を置く場所の条件を渡し、相手が枠の形や納品の形式を聞き返してくるかどうかを見ると、用途の話が通じる相手かを判断しやすくなります。

撮影者に渡す指示書は、細かいほど良いですか

細かいほど良いとは限りません。枠の形・背景・納品の形式のように動かせない条件ははっきり書き、ポーズや角度のように現場で良くできる部分は撮影者に任せる、と分けて書くのが実務的です。全部を指定すると、撮影者が現場で気づいた改善を試す余地がなくなります。

発注担当者が1人で撮影を抱えないためには、何を分ければよいですか

当日の役割を、写真の良し悪しを判断する人、社員の呼び出しや時間を管理する人、撮る人の3つに分けることです。あわせて撮影スロット(時間割)を事前に作り、決裁者には納品後ではなく撮影の冒頭で写真を見てもらいます。判断を1人に集めつつ、進行の作業はその人から外すのが要点です。

失敗したあと、撮影者を替えるべきか、頼み方を変えるべきか、どう判断すればよいですか

先に頼み方を見直し、それでも満たせない条件があるときに撮影者を替えるのが順番です。写真を置く場所の条件、判断する人、当日の役割、約束した内容の文面が揃っていたかを確かめ、揃っていなかったならまずそこを整えます。揃えたうえで技術や当日の振る舞いが条件に届かなかった場合は、撮影者を替える判断が妥当です。

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