桜の前撮り・フォトウェディングはいつ予約する?逆算カレンダーと「咲かなかったら」の備え

横浜の三溪園で桜を背景に和装フォトウェディングを行う新郎新婦

「来年の春は、桜の下でウェディングフォトを」。そう決めて検索を始めると、ふたつの不安に突き当たります。「いつ予約すれば間に合うのか」、そして「もし咲かなかったらどうなるのか」。

先に結論をお伝えします。来春の桜で前撮り・フォトウェディングを撮りたいなら、相談のスタートは前年の秋まで。撮影日の確定は12月〜2月が業界の目安です。そして「咲かなかったら」の答えは、満開だけを正解にしない計画の立て方にあります。

この記事では、横浜・金沢・軽井沢・伊豆下田の4拠点で毎年春に桜の撮影をしている私たちフォトジェリッシュが、予約の逆算カレンダー、エリアによって約2ヶ月ずれる見頃の使い方(桜リレー)、開花が予想とずれた時の備え、そして料金の考え方まで、撮影会社の立場から正直にまとめました。

三溪園の桜と和装の花嫁。横浜の桜前撮りロケーション
目次

桜の前撮り・フォトウェディングの予約はいつから?逆算カレンダー

来春の桜撮影は、前年の夏〜秋に相談を始め、12月〜2月に撮影日を確定する流れが目安です。4月に撮りたい場合でも、遅くとも2月上旬までの予約が推奨されています。1枚にまとめると、次のカレンダーになります。

前年の夏〜秋情報収集・相談スタート。エリアと和装/洋装の方向性を決める。早い方は前年9月ごろから動き始めます
12月〜2月撮影日を確定。4月撮影の場合も遅くとも2月上旬までが目安
撮影2〜1ヶ月前衣装合わせ、ヘアメイク・小物の打ち合わせ
2月〜撮影直前開花予想の更新を見ながら、日程の最終確認や予備日の相談
撮影当日桜の状態に合わせて、構図やスポットの回り順を調整して撮影

※予約時期の目安の出典:マイナビウエディングのフォトウェディングコラムほか、大手撮影サービス各社の公開情報(2026年8月時点)。

なぜ秋からなのか。理由はシンプルで、桜の見頃は短いのに、撮りたい人はとても多いからです。土日の枠から順に、冬の間に埋まっていきます。加えて、衣装合わせや打ち合わせを逆算すると、直前の申し込みでは選べる衣装や日程の幅がどうしても狭くなります。

一方で、「もう12月を過ぎてしまった」という方も諦める必要はありません。平日に動ける方や、後ほどご紹介する「桜リレー」で時期をずらせる方なら、直前でも空きが見つかることがあります。まずは空き状況を確認するところから始めてみてください。

桜の見頃はエリアで約2ヶ月ずれる|4拠点の「桜リレー」

桜の見頃は、同じ春でもエリアと品種によって大きくずれます。伊豆下田エリアの河津桜は2月、横浜は3月下旬、金沢は4月上旬、軽井沢は4月中旬〜下旬が一般的な目安(年により前後します)。つまり2月から4月末まで、約2ヶ月にわたって「どこかで桜が見頃」という状態が続きます。私たちはこれを「桜リレー」と呼んでいます。

見頃の目安※エリア桜と写真の特徴
2月上旬〜3月上旬伊豆下田(河津桜)早咲きで濃いめのピンク。海の青と組み合わせた画も残せる
3月下旬〜4月上旬横浜ソメイヨシノ。三溪園など日本庭園での和装が映える
4月上旬〜4月中旬金沢ソメイヨシノ・しだれ桜。兼六園や桜並木、茶屋街の街並み
4月中旬〜4月下旬軽井沢高原の遅い桜。芽吹きの新緑と重なる時期で洋装も似合う

※見頃はあくまで一般的な目安です。その年の気候によって前後するため、特定の日付をお約束するものではありません。

このリレーの使い方はふたつあります。ひとつは、結婚式の日程から逆算する使い方。たとえば3〜4月に挙式を控えた方が、式の前に写真を残したいなら、2月の伊豆下田の河津桜が候補になります。逆に、春は仕事や引っ越しで忙しいという方には、4月中旬以降の金沢軽井沢という選択肢があります。

もうひとつは、開花リスクへの保険としての使い方です。横浜の見頃を逃してしまっても、金沢や軽井沢ではまだこれから、ということが起こります。ひとつの街のひとつの品種に賭けるのではなく、時期の違う候補を知っておくだけで、桜の撮影はぐっと計画しやすくなります。

品種で時期を選ぶという考え方

同じエリアの中でも、品種を変えれば時期をずらせます。開花期の一般的な目安は次のとおりです。

  • 河津桜:1月下旬〜3月中旬ごろ。早咲きで、ソメイヨシノより濃いピンク
  • ソメイヨシノ:3月下旬〜4月上旬ごろ。桜の写真の定番
  • しだれ桜:4月ごろ。流れるような枝ぶりが和装に合う
  • 八重桜:4月中旬〜5月上旬ごろ。花びらが多く、ボリュームのある画になる

※開花期の目安の出典:マイナビウエディングほかフォトウェディング専門メディアの品種解説。いずれも一般的な目安で、地域と年により前後します。

早咲き・遅咲きをあえて選ぶのは、実は業界でも知られた戦略です。ソメイヨシノの満開期は予約も撮影地も混み合うため、その少し前後を狙うことで、日程の選択肢と写真の落ち着きの両方を手に入れられます。

さくら開花日(2011〜2026年実測)最も早い年最も遅い年中央値
横浜3/15(2023年)4/2(2012年)3/23
金沢3/23(2021年・2023年)4/10(2012年)3/30

数値は気象庁の生物季節観測(各気象官署の標本木の実測値)を私たちで集計したもので、同じ都市でも年による幅が大きいことが分かります。年別の実測値やトレンドの詳しい検証は、横浜・金沢の桜と紅葉を気象庁データで検証した記事にまとめています。

桜が映えるロケーションと衣装の組み合わせ

桜のロケーションは、和装なら日本庭園や神社仏閣、洋装なら並木や公園が定番です。私たちの4拠点には、横浜・三溪園や金沢・兼六園といった日本庭園から、海辺の河津桜、高原の遅咲きまでがそろっています。実際の写真とあわせてご紹介します。

横浜:三溪園の桜と和装

三溪園の桜を背景にした白無垢の前撮り。横浜の日本庭園ロケーション

横浜で桜×和装といえば、広大な日本庭園・三溪園です。池と三重塔を望む構図に桜が加わると、街なかにいることを忘れる一枚になります。私たちも三溪園での和装前撮りの実績が多くありますが、園内の撮影ルールや申請条件は時期により変わるため、ご相談の際に最新の条件をご案内します。

三溪園の桜の下、番傘を差した和装前撮りの後ろ姿

番傘や扇子といった小物を使うと、同じ桜でも画の表情が変わります。横浜エリアではほかに、鎌倉の寺社めぐりの和装、本牧山頂公園や根岸森林公園でのドレス撮影なども桜の候補地です。

金沢:兼六園と桜並木

兼六園の桜と和傘を使った和装フォトウェディング。金沢の桜ロケーション

金沢の桜は横浜より一歩遅れてやってきます。名園・兼六園の桜と和装の組み合わせは、金沢らしさをまっすぐに残せる王道です。兼六園での撮影実績も豊富にありますが、こちらも撮影の申請条件は変わることがあるため、ご相談時に確認しながら進めます。

金沢の桜並木を歩く新郎新婦のロケーションフォト

ひがし茶屋街の街並み、卯辰山公園や河北潟の桜並木、洋装なら能登さくら駅(のと鉄道・能登鹿島駅)まで、金沢店の撮影範囲は桜の引き出しが多いエリアです。並木の奥行きを使った歩きの画は、洋装・和装のどちらでも絵になります。

軽井沢・伊豆下田:時期をずらせるリゾートの桜

軽井沢の桜は4月中旬〜下旬が目安と遅く、芽吹きはじめた新緑と桜が同居する、高原ならではの画になります。春の週末が埋まってしまった方の「もうひとつの桜」として心強い選択肢です。

伊豆下田エリアの主役は、2月に咲く早咲きの河津桜です。濃いピンクの桜と、伊豆の海や青空を一緒に写せるのはこのエリアならでは。春本番より前に写真を残しておきたいおふたりに向いています。

衣装は桜の色から逆算する

衣装選びは「桜の色の濃さ」から逆算すると迷いにくくなります。淡いソメイヨシノには、赤や深い色の色打掛がよく映えます。花の色が背景として上品に溶け、衣装が主役に立つ組み合わせです。

反対に、河津桜や八重桜のような濃いピンクには、白無垢や白いウェディングドレスが好相性です。花の色が強い分、白がいちばん凛と際立ちます。ドレスならロングベールを風になびかせる動きのある画も、桜の季節らしい一枚になります。

三溪園・兼六園それぞれの見どころや撮影の進め方は、三溪園のロケーション詳細ページ兼六園のロケーション詳細ページにまとめています。

開花予想とずれたらどうする?満開だけを正解にしない

開花予想は直前まで動くものと考えて、「満開の一点狙い」ではなく「幅で構える」のが現実的な備えです。ここは撮影会社として正直にお伝えします。民間気象各社の開花予想は例年2月ごろから発表され、何度も更新されます。数日単位のずれは最後まで残るため、何ヶ月も前に決めた撮影日が満開に重なるかどうかには、運の要素が残ります。

ソメイヨシノは開花から満開まで約1週間、満開から散りはじめまでは数日といわれます。だからこそ知っておいてほしいのは、桜の写真の「撮り頃」は満開の数日間だけではない、ということです。

咲き始め〜七分咲きつぼみの紅が混ざり、色に深みが出る。枝ぶりと空が見えて構図の自由度が高い
満開画面いっぱいの華やかさ。いちばん人気だが、予約も撮影地も混み合う
散りはじめ風が吹いた瞬間の桜吹雪。動きと物語性のある一枚が狙える
花筏(はないかだ)水面や地面を花びらが埋める、満開を過ぎた数日だけの画
葉桜新緑と残った花のコントラスト。やわらかい春の光で人物がきれいに写る

満開よりも散り際を愛でるのは、桜吹雪や花筏という言葉を生んだ日本らしい感性でもあります。当日の桜が七分咲きなら枝の抜けを生かした構図に、散りはじめなら風を待つ時間を長めに。私たちは当日の桜の状態に合わせて、スポットの回り順や構図を組み替えながら撮影を進めます。

計画の段階でできる備えは3つです。第一に、桜以外の画角もあるロケーションを選ぶこと。三溪園や兼六園のような庭園は、桜がなくても絵になります。第二に、平日に動ける方は候補日をふたつ持っておくこと。土日しか動けないおふたりなら、桜リレーを使って「別エリアの週末」を第二候補にする組み方もあります。たとえば横浜の週末がまだ開花前なら、見頃が2〜3週ほど遅い金沢や軽井沢の翌週末・翌々週末を予備日にする、という考え方です(見頃の差は目安で、年により前後します)。第三に、日程変更の相談ができる撮影会社を選んでおくことです。延期の扱いについては、次の章でお話しします。

雨や延期になったらどうなる?

雨天や開花のずれによる日程変更は、ご相談のうえで対応できます。そして私たちのレギュラープランでは、延期になっても追加費用がかかりません。

理由は、天気と開花はおふたりにもコントロールできないからです。「延期にお金がかかるなら、コンディションが悪くても当日撮ってしまおう」という判断は、いちばんもったいない結末につながります。せっかくの一枚を天気の運に左右されないための設計だと考えています。

なお、小雨の日の桜には、幹の色が濃くしっとりと写る独特の美しさもあります。和傘を差した雨の和装は、晴れの日には残せない画です。延期するか、雨を生かして撮るか。当日の空模様とおふたりのご希望を伺いながら、一緒に決めていきます。

※プランの内容は店舗やキャンペーンにより異なる場合があります。詳しくは各店舗ページでご確認ください。

桜シーズンの料金はどう考える?

業界には、3〜4月の桜シーズンに季節料金やロケーション別の追加料金、土日祝の加算を設けている事業者があります。繁忙期の体制を保つための仕組みであり、それ自体が悪いわけではありません。ただ、基本料金だけを見て比べると、見積もりの最後で差が出やすいのも事実です。

桜の撮影を検討するときは、次の4点を確認しておくと総額で比べられます。

  • 土日祝で料金が上がるか
  • 桜シーズン(3〜4月)の季節料金があるか
  • 着たい衣装にグレードアップ費がかかるか
  • 雨や開花ずれで延期した場合の費用の扱い

私たちのレギュラープランは、100着以上の衣装料金を一律プランに含めたオールインクルーシブ型です。土日の撮影でも、衣装のグレードアップでも加算はなく、前の章のとおり延期でも費用は変わりません。「桜の時期だから高くなるのでは」という心配ごとを減らして、写真そのものに集中していただくためのプランです。

桜の前撮り・フォトウェディングのよくある質問

来春の桜で前撮りをしたい場合、いつまでに予約すればいいですか?

前年の秋までに相談を始め、12月〜2月に撮影日を確定するのが目安です。4月の撮影でも、遅くとも2月上旬までの予約が推奨されています。直前でも日程に空きがあればお受けできる場合があるため、まずは空き状況をお問い合わせください。

撮影日に桜が咲いていなかったらどうなりますか?

そのまま撮影することも、日程を変更することもできます。咲き始めには枝ぶりと空を生かした構図、葉桜には新緑のやわらかい画があり、満開でなくても季節の一枚は残せます。レギュラープランなら延期になっても追加費用はかかりません。

雨の予報が出たら撮影はどうなりますか?

日程延期のご相談が可能です。小雨なら和傘を使ったしっとりとした桜の画を残す選択肢もあり、当日の空模様とご希望を伺いながら一緒に判断します。延期による費用のご心配は不要です。

葉桜の時期でも撮る価値はありますか?

あります。葉桜は新緑と残った花が混ざる時期で、春らしいやわらかい光のなかで人物がきれいに写ります。緑を背景にした引きの構図や、散った花びらを生かした画など、満開とは違う表現ができる時期です。

土日の撮影は料金が上がりますか?

私たちのレギュラープランでは、土日の撮影による加算はありません。業界には土日祝の加算料金や桜シーズンの季節料金を設けている事業者もあるため、比較する際は総額で確認するのがおすすめです。

河津桜とソメイヨシノ、どちらで撮るのがおすすめですか?

結婚式や生活の予定から逆算して選ぶのがおすすめです。河津桜は2月〜3月上旬ごろが見頃の目安で、春に式を控えた方の前撮りに向いています。ソメイヨシノは3月下旬〜4月上旬ごろが目安で、定番の淡いピンクを残したい方に向いています。いずれも年により時期は前後します。

来春の桜に向けて、まずはご相談ください

桜の前撮り・フォトウェディングは、「まだ何も決まっていない」段階からのご相談で大丈夫です。和装か洋装か、どのエリアのどの時期か。桜リレーの中からおふたりに合う季節を、一緒に探すところからお手伝いします。横浜店金沢店をはじめ、各店舗ページからお気軽にどうぞ。

桜以外の季節も気になる方は、紅葉ロケーションの記事もあわせてご覧ください。また、季節を問わない前撮りの段取りの落とし穴は、前撮り・フォトウェディングの失敗談の記事にまとめています。

フォトジェリッシュ各店舗

横浜大桟橋のウッドデッキで撮影された、みなとみらいのスカイラインを背景にしたカップルのフォトウェディング写真。フォトジェリッシュによる洗練された前撮り風景。

横浜店
YOKOHAMA

営業時間
10:00-18:00(完全予約制)

定休日 火曜・水曜

横浜店サイト

石畳の通りが続く金沢・ひがし茶屋街の情緒ある街並みを背景に、紋付袴と白無垢姿で佇む新郎新婦の全身フォト。伝統的な町家が並ぶ、格式高い和装前撮り。

金沢店
KANAZAWA

営業時間
10:00-18:00(完全予約制)

定休日 不定休

金沢店サイト

軽井沢の広大なラベンダー畑の中で、ウェディングドレス姿で佇む花嫁の後ろ姿。紫の花々と遠くの街並み、青空が広がる幻想的なフォトウェディング。

軽井沢店 KARUIZAWA

窓口は金沢店となっております。お気軽にお問い合わせください。

軽井沢店サイト

伊豆下田の美しい青い海と白い砂浜を背景に、ウェディングアーチの前で手を取り合う新郎新婦。開放感あふれるビーチでのフォトウェディング。

伊豆下田店
IZU-SHIMODA

窓口は横浜店となっております。お気軽にお問い合わせください。

伊豆・下田店サイト

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