金沢の桜前撮りでいちばん難しいのは、場所選びではなく日取りです。金沢のソメイヨシノは、咲きはじめてから満開まで平均5.5日。しかもその数日に観桜期の無料開園が重なって、園内の人出は一年でもっとも集中します。「きれいな場所」と「落ち着いて撮れる日」は、春の金沢では必ずしも同じではありません。だからこの記事は、スポットの紹介より先に、日取りと時間帯の考え方からお話しします。
見頃は、一般には3月下旬〜4月上旬が目安とされます。気象庁の実測を私たちで集計すると、金沢のさくら開花日は2011〜2026年の中央値で3月30日、満開日は4月5日。そして金沢の桜は、開花から満開まで平均5.5日という速さで駆け抜けます。この「一気に咲く」性質が、金沢の桜前撮りの計画を横浜とは別物にしています。
料金も先にお伝えしておきます。桜シーズン向けの特別料金はありません。費用を抑えやすいピーチプランは洋装ロケーション59,400円(税込)から、和装ロケーション99,990円(税込)から。衣装もヘアメイクも撮影データも含む金沢店のレギュラープランは、ロケーション撮影が187,000円(税込)から。桜に多い和装のロケーション撮影は225,500円(税込)です。当日にかかる時間は、お支度から解散までおおよそ4時間半〜5時間。料金の章と当日の流れの章で内訳まで開きます。
撮る場所は、兼六園・浅野川/ひがし茶屋街・金沢城公園の3タイプから選ぶと考えやすくなります。日本庭園の王道か、桜並木と川沿いの街並みか、石垣と城郭か。この記事では、金沢店を持つフォトジェリッシュが、その3択の向き不向きから、兼六園の申請と入園料の実際、白無垢の裾と草履で河川敷をどこまで歩けるか、雨や散り際の備えまでを順に整理します。
金沢の桜はいつが見頃?ソメイヨシノだけで日程を決めない
金沢の桜の見頃は、気象庁の実測で開花日の中央値が3月30日、満開日の中央値が4月5日です(2011〜2026年の16シーズン、平年値は開花4月3日・満開4月8日)。「金沢の桜は4月上旬」という印象より、実測は3月末に寄っています。直近5年の開花日の平均は3月29日で、前半5年より5.8日早くなりました。

金沢の桜は「咲いたら一気」。開花から満開まで平均5.5日
撮影の計画にとって、金沢でいちばん効いてくる数字がこれです。開花日から満開日までの日数は、金沢が平均5.5日(実測の幅は3〜8日)。同じ集計で横浜は平均8.6日ですから、金沢の桜は3日ほど短い助走で満開へ駆け上がります。
つまり金沢では、開花のニュースを見てから日程を探し始めると、満開のピークに間に合わないことが起こり得ます。満開の画を狙うなら、開花前から候補日を持っておく。年別の実測値や横浜との比較は気象庁データ15年分を検証した記事にすべて開示しています。
早咲きと遅咲きまで含めると、日程の当たり幅が広がる
ソメイヨシノの満開だけを正解にすると、狙える日が数日に縮みます。兼六園観光協会の記念写真&ガイドでは、春の撮影ポイントとして花見橋・旭桜・熊谷桜・板橋・楊貴妃・茶店通りが挙げられています。名前のついた桜が複数あるということは、園内でも咲く時期が一様ではないということです。
早咲きの桜は3月中旬から、八重の遅咲きは4月中旬まで。この幅を最初から計画に入れておくと、「満開を外したら終わり」という一発勝負から抜け出せます。おふたりの休みが動かせない場合ほど、この考え方が効きます。春の予定がどうしても動かせないという場合は、金沢より1か月以上早い2月に咲く伊豆の河津桜という選択肢もあります。
桜の前撮りはいつ予約する?金沢の逆算カレンダー
金沢の桜前撮りの動きはじめの目安は、前年の秋、9月〜11月です。撮影日が3月下旬〜4月上旬の2週間ほどに集中するうえ、開花から満開まで平均5.5日と立ち上がりが速いため、年が明けてから候補日を探すと選択肢が細くなります。
| 時期 | 動き方の目安 |
|---|---|
| 9月〜11月 | 相談とロケーションの絞り込み。土日の枠はこの時期に決まっていきます |
| 12月〜1月 | 衣装の試着と打ち合わせ。候補日を1つに絞らず、2〜3日持っておきます |
| 2月 | 3月下旬〜4月上旬で日程を確定。前後に予備日を置いておくと安心です |
| 3月中旬 | 開花の発表を見ながら最終調整。金沢は満開までの助走が短い |
| 3月下旬〜4月上旬 | 撮影の本番。開花の中央値3月30日、満開の中央値4月5日 |
| 4月中旬 | 遅咲き・八重桜の時期。散り桜や花筏、新緑との境目も画になります |
「まだ式の予定も決まっていない」段階で構いません。日程より先に、撮りたい景色から決めていくほうが、金沢の春はうまく運びます。4拠点をまたいだ桜の考え方は桜の前撮り・フォトウェディング特集に、通年でロケーションを見比べたい方は金沢の和装前撮りロケーションをまとめた記事が役に立ちます。
兼六園|日本三名園の桜と、撮影の申請・入園料の実際
兼六園は、日本三名園のひとつに数えられる金沢を代表する日本庭園です。春は曲水にかかる橋、松の緑、石灯籠に桜が重なり、白無垢で立つだけで金沢らしい一枚になります。金沢で桜の和装を撮るなら、まず候補に挙がる王道のロケーションです。

撮影の申請は必要です。その申請は私たちが行います
兼六園での前撮り・フォトウェディングには、撮影の申請が必要です。そして、その申請はフォトジェリッシュ金沢店が行います。おふたりにしていただく手続きはありません。申請料はかからず、かかるのは入園料320円(1名あたり)だけです。「庭園での撮影には高い許可料と面倒な書類が要るのでは」と身構えて候補から外してしまう方がいますが、手間の面でも費用の面でも、おふたりが背負うものはほとんどありません。
- 撮影の申請:必要です。申請はフォトジェリッシュ金沢店が行います
- おふたりの手続き:ありません
- 撮影申請料:0円
- 入園料:320円/名(撮影とは別にかかります)
ただし、無条件の話ではありません。ウェディングの装いのおふたりが記念写真を撮っている、という範囲での撮影です。通路を塞ぐ、長時間ひとつの場所を占有する、大がかりな機材を広げる。そうした、ほかの来園者の迷惑になる撮り方はしません。この前提を守ることが、撮らせていただく条件だと考えています。
撮る場所によって表情も変わります。曲水と橋の周辺は水面と桜が上下に重なって奥行きが出るところ。開けた芝地では、桜を背景にふたりを小さく置いた引きの画が撮れます。人出の少ない朝の時間帯なら、園路の真ん中に立って撮ることもできます。庭園の四季や当日の進み方は兼六園のロケーション詳細ページにまとめています。
観桜期の無料開園とライトアップは「撮らない」という選択
兼六園では例年、桜の時期に数日間の無料開園が行われ、夜はライトアップも実施されます(日程・時間・内容は年によって変わり、その年の発表を待つことになります)。観光としては、金沢の春でいちばん華やぐ数日です。ただし前撮りの計画としては、私たちはこの期間をあえて外すことをおすすめしています。

写真に写る桜は、満開の前後2〜3日ならほとんど変わらない
「無料開園を外したら、せっかくの満開に撮れないのでは」。いちばん多いご心配がこれです。答えから言うと、そうはなりません。金沢の桜は開花から満開まで平均5.5日。ということは、満開日の2〜3日前にはすでに七分から八分咲きに届いていて、枝はもう花で埋まっています。写真の上で、満開との差を見分けるのは難しいところです。
散りはじめの2〜3日も同じです。枝の密度は残ったまま、花びらが舞う要素と、足元に花びらが敷かれる要素が加わります。私たちが現場で見ている実感として、満開の前後2〜3日はどれも「満開の桜で撮った一枚」として成立します。狙える幅は数日ではなく、1週間ほどあると考えてください。
桜の見え方は同じ。違うのは人の数だけ
いっぽう、観桜期の無料開園は、その満開に合わせて数日間だけ行われます。園内の人出が一年でもっとも集中するのも、まさにその数日です。つまり、桜の見え方はほとんど変わらないのに、背景に写り込む人の数だけが何倍にもなる期間、ということになります。背景に人が入らない構図を探して立ち位置を細かく動かすぶん、同じ60分でも撮れる枚数が減ります。
だからおすすめの組み立てはシンプルです。撮影は満開予想日の2〜3日前か、無料開園が終わった直後の平日の朝に。夜のライトアップは、衣装を脱いだおふたりで観に行く。撮影とお花見を分けてしまえば、どちらも本気で楽しめます。昼に撮った庭園が夜には別の顔になる。撮影日をそのまま金沢の春を味わう一日にできます。
- 狙う日:満開予想日の2〜3日前、または散りはじめの2〜3日。写真に写る桜はほぼ同じ
- 避ける日:無料開園とライトアップの数日間。桜は同じでも人出が別物
- 時間帯:朝。人通りが少なく、光もやわらかい
- 曜日:動かせるなら平日を優先。土日祝は観桜期でなくても人出が増えます
- 夜のライトアップは観覧として楽しむ。撮影とは別枠で考える
浅野川・主計町|桜並木と茶屋街、河川沿いロケの実務
浅野川沿いは、川面に沿って桜並木が続き、対岸に主計町茶屋街の町家が並ぶ、金沢でも指折りの春の景色です。庭園の格式とも城郭の力強さとも違う、生活に近いやわらかな春がここにあります。桜のトンネルを歩くカットは、和装でも洋装でも成立します。

白無垢の裾と草履で、河川敷はどこまで歩けるか
河川沿いのロケーションで、実際に当日いちばん効いてくるのは足元です。白無垢や色打掛は裾を引いて歩く衣装で、履物は草履。舗装された遊歩道なら問題ありませんが、前日に雨が降ったあとの土の路面や、川へ下りる段差はそうもいきません。裾が土を拾い、草履が沈みます。
だから私たちは、前日までの天気を見て歩く範囲を決めます。ぬかるみがある日は舗装された並木道の区間で組み立て、裾を持ち上げる・足元を切って撮る・立ち位置を舗装の上に置く、といった逃げ方も現場で使います。「河川敷だから無理」ではなく「その日の路面に合わせて歩く場所を選ぶ」のが私たちのやり方です。
- 足元:雨あがりの土の路面とぬかるみは避け、舗装区間で組み立てる
- お花見の人出:桜の時期の川沿いは人が集まります。朝の時間帯が動きやすい
- 着替え:河川敷に着替えの場所はありません。支度は金沢店で整えてから現地へ向かいます
- 移動と駐車:和装で長く歩かずに済むよう、停める場所と歩く距離は当日の段取りに含めます
- 風:川沿いは風が通ります。綿帽子やベールが煽られる日は、風下側に立ち位置を取ります
主計町茶屋街は重要伝統的建造物群保存地区で、いまも人が暮らし、商いをしている場所です。撮影の段取りは、その前提に合わせて私たちが用意します。
ひがし茶屋街|桜より「街が主役」。住民の生活圏で撮るということ
ひがし茶屋街は、桜の名所というより「金沢の街並みそのものを残す場所」です。格子戸の町家と石畳が続く通りに、春の光と周辺の桜が差し込む。視界いっぱいの桜を求めて行く場所ではないぶん、開花の進み具合に左右されにくいという強みがあります。
背景がおとなしいので、色打掛の柄や朱色の和傘がよく立ちます。ソメイヨシノの満開を外してしまった年でも、茶屋街なら春の一枚として成立する。これは日程が読みにくい金沢の春では、地味に効く保険です。
重要伝統的建造物群保存地区であり、人が暮らす街でもある
ひがし茶屋街は重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、観光地であると同時に、住民の生活圏であり商店の営業の場でもあります。金沢フィルムコミッションも撮影の相談窓口(076-224-8411)を設けていて、街なかでの撮影は事前の相談を前提とした案内になっています。ここでの事前相談も、兼六園の申請と同じく私たちが引き受けます。
私たちがひがし茶屋街で撮るときは、お店の出入りや通行を止めないこと、朝の早い時間に短く終えることを基本にしています。街に負担をかけない撮り方をするから、また来年も撮らせていただける。通年の見どころはひがし茶屋街のロケーション詳細ページに。
金沢城公園|石垣と石川門に桜。兼六園と同じ日に回せる
金沢城公園は、白い漆喰壁と鉛瓦の櫓、積み方の違う石垣が残る城郭のロケーションです。桜の時期は、桜の海の向こうに石川門や櫓が浮かぶ、金沢でしか撮れない構図になります。兼六園と道を挟んで隣接しているため、同じ日に両方を回せるのが最大の利点です。

撮り方のコツは、引きを恐れないことです。ふたりを大きく写そうとすると、背景の石垣や櫓が切れてしまいます。桜と城郭のスケールの中にふたりを小さく置いたほうが、金沢城公園で撮った意味のある一枚になります。広い園内には芝地や広場もあるので、ドレスの裾を広げた洋装のカットも組み込めます。
兼六園と組み合わせると、移動が短いぶん衣装替えの時間に回せます。2着で撮るなら、庭園の白無垢と城郭の色打掛という分け方が収まりよく決まります。金沢城公園でも撮影の実績があり、当日の段取りは兼六園と同じ形で組めます。
洋装の桜を撮るなら|北部公園と金沢城公園で撮っています
先に言い切ります。金沢で洋装の桜を撮るなら、私たちが実際に撮影してきたのは北部公園と金沢城公園です。「和装しか無理なのでは」ということはありません。
北部公園は、桜並木が続く「さくらの園」と広い芝生広場、池に架かる木の橋がまとまった公園で、金沢では桜の名所として知られています。並木がトンネルのように連なる遊歩道は、ドレスの裾を引いて歩く画にちょうどよく、木造ステージまわりの開けた芝地では空を大きく入れた引きのカットが撮れます。和装でも洋装でも撮ってきた場所なので、1日で2着という組み立てもしやすいロケーションです。
金沢城公園は、石垣や櫓を背負う和装の印象が強い場所ですが、園内の芝地や広場は洋装にも向いています。城郭という強い背景があるぶん、ドレスの白がくっきり抜けてくれます。兼六園と隣接しているので、和装の庭園カットと洋装の広場カットを1日でつなげることもできます。
洋装で気をつけたいのは、和装とは別の理由で足元です。ドレスの裾は白く、土や芝の汚れが目立ちます。路面の状態を見て歩く範囲を決める段取りは、和装と同じです。北部公園の桜の時期の様子や当日の流れは北部公園のロケーション詳細ページにまとめています。
金沢の桜前撮りスポット早見表|タイプ・衣装の向き・混み合い方
ここまでのスポットを、選ぶときの判断材料で並べ直しました。どこも金沢の中心部にまとまっていて、2ヶ所を組み合わせても移動の負担は大きくありません。いちばん右の列が、申請や事前相談を誰がやるかです。
| スポット | タイプ | 衣装の向き | 混み合い方 | 申請・事前相談 |
|---|---|---|---|---|
| 兼六園 | 日本庭園・日本三名園 | 和装が本領 | 観桜期と土日祝は多い。朝が狙い目 | 申請が必要。申請は私たちが行います(申請料0円/入園料320円・名) |
| 浅野川・主計町 | 川沿いの桜並木と茶屋街 | 和装・洋装どちらも | お花見の人出あり。朝が動きやすい | 撮影実績あり。当日の段取りは私たちが用意します |
| ひがし茶屋街 | 茶屋街の街並み・石畳 | 和装が本領 | 金沢有数の観光地。朝が狙い目 | 撮影実績あり。事前相談は私たちが行います(窓口=金沢フィルムコミッション) |
| 金沢城公園 | 城郭・石垣と櫓 | 和装・洋装どちらも | 兼六園ほどは密集しない | 撮影実績あり。兼六園と同じ形で段取りできます |
| 北部公園 | 桜並木と芝生広場の公園 | 和装・洋装どちらも | 桜の時期と休日は賑わう。平日の午前が狙い目 | 撮影実績あり。はじめての日は許可の要否を事前に確かめます |
この表にない場所でも構いません。卯辰山公園 四百年の森や犀川緑地のように、金沢には桜のきれいな公園や河川敷がまだいくつもあります。「ここで撮れますか」とお名前を教えていただければ、撮影の可否と当日の進め方を私たちが調べてお返事します。
金沢の桜前撮りはいくら?料金と、含まれているもの
先に答えから。フォトジェリッシュの料金表に、桜シーズン向けの特別料金はありません。観桜期に撮っても、土曜に撮っても、金額表は同じです。そのうえで、2つのプランの実額を開きます。
| 撮影内容 | ピーチプラン(横浜・金沢共通) | 撮影時間/カット数 |
|---|---|---|
| 洋装ロケーション | 59,400円〜(税込) | 60分/100カット |
| 和装ロケーション | 99,990円〜(税込) | 60分/100カット |
| 和装+洋装 | 136,400円〜(税込) | 120分/200カット |
ピーチに入っているもの、入っていないもの
ピーチは、必要なものを選びながら、できるだけ費用を抑えて撮影をしたい方に向けたシンプルなブランドです。担当するのは、これから実績を重ねるフォトグラファーやヘアメイク。基本セットに入っているのは、新婦衣装1着・新婦ヘアメイク・着付け・撮影全データです(新郎衣装は和装プランに含まれ、洋装プランでは選択式です)。
いっぽう、試着・延期・移動費・申請料は別途料金です。基本セットの外に置いてあるぶんだけ、最初の金額が軽くなっている、という組み立てになります。ここを先に開いておきます。
- 基本セットに含まれるもの:新婦衣装1着/新婦ヘアメイク/着付け/撮影全データ
- 別途料金になるもの:試着/延期/移動費/申請料
- 撮影を担当するスタッフ:これから実績を重ねるフォトグラファー・ヘアメイク
- 衣装:ほかの撮影や試着で使用中の衣装は、ブランドを問わずお選びいただけない場合があります
「59,400円〜」の「〜」は、何で増えるのか
表の金額に付いている「〜」は、ここから足していく項目があるという意味です。ピーチで増えるのは、試着・延期の備え・移動費・申請料。これに土日祝の撮影や撮影アテンドといった項目が、必要に応じて加わります。
つまり最終のお見積りは、59,400円や99,990円から、おふたりが選んだ項目のぶんだけ上に動きます。どれを足してどれを外すかはおふたりが決められますし、金額は見積りの段階で先に出します。「撮ってみたら増えていた」という進め方はしません。
もうひとつが、金沢店のレギュラープランです。ロケーション撮影は187,000円(税込)から。桜で多い和装のロケーション撮影は225,500円(税込)、和装スタジオ撮影は198,000円(税込)です。こちらは100着以上の衣装料金・ヘアメイク・着付け・撮影データまでを一律で含むオールインクルーシブ型で、衣装のグレードアップ料金がかかりません。ロケーションへの移動、土日祝の撮影、そして日程の延期でも、追加費用がかからない一律料金です(2026年9月時点)。
どちらが上、という話ではありません。最初の金額を軽くして必要なものだけを選んでいくか、はじめから含めておいて見積りの動きを小さくするか。おふたりが何を大事にするかで決まる、性格の違う2つのブランドです。迷ったら、撮りたい内容をそのまま伝えてください。両方の形でお見積りを出してお見せします。
兼六園での撮影に申請料はかからないので、桜の日程を選んだことで上乗せされる費用は、入園料320円(1名あたり)だけです。プランごとの内訳と、オプションで足せる項目の一覧は金沢店のページでご確認いただけます。
ご家族が一緒に入るなら、増えるのは実費と段取り
式を挙げないおふたりや、少人数で済ませるおふたりから、「両親やきょうだいも一緒に撮れますか」とよくご相談をいただきます。ご家族との撮影そのものに追加の料金はいただいていません。増えるのは、実費と当日の段取りのほうです。兼六園なら入園料320円が人数分かかります。集合の時間や移動の手配、立ち位置の組み方も人数で変わるので、何名でお越しになるかはご予約の段階でお知らせください。ロケ地によっては人数の決まりや別途の費用がある場合もあり、その点は事前にこちらからご案内します。
撮影当日の流れ|お支度から解散まで、おおよそ4時間半〜5時間
金沢の前撮りは、金沢店でお支度を整えてからロケ地へ向かう流れが基本です。お支度は洋装で90分、和装で120分ほど。撮影そのものは60分(和装+洋装の2着なら120分)。ここに移動とお着替えが加わって、集合から解散まででおおよそ4時間半〜5時間が目安になります。
金沢店に集合・お支度(洋装90分/和装120分)
金沢店にお越しいただき、ヘアメイクと着付けを行います。白無垢や色打掛、紋付袴、和傘などの小物もここで整えます。髪型や小物のご希望は、お支度の前にすり合わせながら仕上げていきます。
ロケ地へ移動(車で20分ほど)
兼六園や金沢城公園、浅野川なら、金沢店から車で20分ほどです。撮影の申請や事前相談はここまでに済ませてあるので、おふたりは移動していただくだけです。桜の時期は周辺道路と駐車場が混み合うため、時間には余裕をみて組みます。
桜のロケーション撮影(60分)
コーディネーターが同行し、混雑の状況と光の向きを見ながら撮影を進めます。ポーズや目線はその場でお伝えするので、撮られ慣れていなくても心配いりません。桜の下は人の流れが読みにくいので、立ち位置と回る順番は現場で組み替えていきます。カット数はブランドで変わり、ピーチプランは60分/100カット、金沢店のレギュラープランのロケーション撮影は60分/200カットです。
金沢店へ戻ってお着替え(30分+30分)
撮影が終わったら金沢店へ戻り(30分ほど)、お着替えをして解散です(30分ほど)。写真データはオンラインアルバムで、撮影日から30日以内にお渡しします。ご自宅のスマートフォンやパソコンで確認でき、ご家族とも共有しやすい形です。
2ヶ所を回るなら、6時間前後をみておく
桜の季節は「庭園と城郭」「川沿いと茶屋街」と2ヶ所を組み合わせたくなる時期です。ピーチプランの和装+洋装の2着で撮る場合、撮影そのものが120分・200カットになり、1着目と2着目のあいだに金沢店へ戻ってのお着替えが入ります。集合から解散までは6時間前後が目安です。
ロケ地に着替えの場所はないので、この「一度戻る」時間は動かせません。だからこそ、兼六園と金沢城公園のように隣り合った組み合わせは効率がよく、移動で削れたぶんを撮影に回せます。どの2ヶ所を選ぶかで当日の余裕がまるごと変わるので、スポット選びの段階からご相談ください。
雨や散り際に当たったら?金沢の春の備え方
先に結論をお伝えします。備え方は3つあります。小雨なら雨の情緒ごと撮る、日程を延期する、金沢店の和室スタジオに切り替える。桜は「見頃」と「天気」の両方を当てにいく撮影なので、はじめから逃げ道を用意しておくほうが、当日の心もちがずっと軽くなります。
天気の見きわめは、撮影日の7日前から私たちが始めます
「雨になりそうなとき、誰がいつ決めるのか」。ここが曖昧なままだと不安が続くので、先にお伝えしておきます。屋外撮影のご予定がある場合、撮影日の7日前から3日前にかけて、気象庁の週間天気予報をもとに私たちが天候の確認を行い、おふたりにご連絡します。おふたりが毎日予報を見張る必要はありません。延期にするか、雨のまま撮るか、和室スタジオに振り替えるか。その判断は、私たちからの連絡をきっかけに一緒に決めていきます。
散り際は「失敗」ではなく、桜でしか撮れない数日
満開を狙って、結果として散り際に当たることがあります。けれど花びらが風に舞い、路面や水面に花筏ができる数日は、満開の週には撮れない景色です。浅野川なら川面の花筏、兼六園なら苔と石畳に散った花びら。散りはじめの2〜3日なら枝の密度もまだ残っていますから、「満開だけが正解ではない」と思っておくと、当日の選択肢が増えます。
日程を動かす|延期の判断の目安と、ブランドごとの備え方
それでも青空の満開で撮りたい。そのお気持ちもよく分かります。そして桜は、そもそも日程が動く前提の撮影です。だからこそ延期の扱いは、プランを決める段階で見ておきたい項目になります。
判断の目安は決まっています。撮影の7〜3日前の時点で、気象庁の予報で降水確率が50%以上であれば、延期を選ぶことができます。40%以下であれば基本的に撮影を行います。屋内での撮影は延期ができません。延期でロケーションの申請料が発生する場合は、その分を実費でご負担いただきます(兼六園の撮影申請に申請料はかかりません)。
そのうえで、延期の備え方はブランドで違います。金沢店のレギュラープランは、日程の延期があらかじめ料金に含まれていて、動かしても追加費用がかかりません。ピーチは、延期の備えを選択式のオプションとして用意しています。この備えがない場合は延期ができない扱いになります。必要なものを選んで組み立てるブランドなので、延期もそのひとつ、という考え方です。
金沢の桜は開花から満開まで平均5.5日。一年のうちでも日程がいちばん動きやすい季節の撮影ですから、ピーチで桜を撮るなら、延期の備えを付けるかどうかはお見積りの段階で決めておいてください。付けない、という選び方もあります。その場合は「この日に撮る」と決めたうえで、小雨なら雨ごと撮る、金沢店の和室スタジオに切り替える、という受け止め方になります。次にお話しする和室スタジオが効いてくるのは、そういう場面です。
金沢店の和室スタジオに切り替える

3つめが、金沢店の和室スタジオへの切り替えです。桜は、雨に打たれると花が傷み、風が吹けば一日で散ります。屋外の条件がどう転んでも、畳と朱の壁を背にした一枚はその日のうちに残せる。正座やお辞儀の所作、指輪の光る手元と、狙う画も屋外とは別物です。ですから「桜が撮れなかった代わり」ではなく、「もう一枚、別の絵柄が増える」という受け止め方をしていただけたらと思います。お支度からの段取りが変わらないので、切り替えの判断は当日の空を見てからでも間に合います。
桜のシーズンは日程が短いぶん、土日の枠から順に埋まっていきます。「この週、まだ空いていますか」の一言だけでも大丈夫です。日程の仮押さえのご相談からどうぞ。
桜に映える衣装の色合わせ
桜との色合わせは、淡い桜色と同化しない色を1点入れるのが近道です。白無垢は桜に溶けやすいので、朱色の和傘や差し色の入った掛下で輪郭を立てます。色打掛は、桜と同系のピンクより紺や深緑、金の入ったものが浮き上がります。ドレスは桜と明度が近くなるため、タキシードの濃色が画面を締めてくれます。
金沢店では白無垢・色打掛・紋付袴・ドレス・タキシードを含む100着以上からお選びいただけます。桜の背景に何を合わせるかは、試着をしながら一緒に決めていきましょう。
金沢の桜前撮り・フォトウェディングのよくある質問
金沢の桜の見頃はいつですか?
気象庁の実測を集計すると、金沢のさくら開花日は2011〜2026年の中央値で3月30日、満開日は4月5日です(平年値は開花4月3日・満開4月8日)。撮影の日程は3月下旬〜4月上旬が中心になります。年による前後が大きいため、候補日は2〜3日持っておくと安心です。
兼六園で桜の前撮りをするのに、申請や許可は必要ですか?
撮影の申請が必要です。その申請はフォトジェリッシュ金沢店が行いますので、おふたりにしていただく手続きはありません。申請料はかからず、かかるのは入園料320円(1名あたり)だけです。ウェディングの装いのおふたりが記念写真を撮る、という範囲での撮影になりますので、通路を塞いだり長時間ひとつの場所を占有したりといった撮り方はいたしません。
観桜期の無料開園の期間に撮るのはどうですか?
撮影としてはおすすめしていません。金沢の桜は開花から満開まで平均5.5日と速いため、満開日の2〜3日前にはすでに七分から八分咲きに届いていて、写真の上では満開との差がほとんど分かりません。散りはじめの2〜3日も同じです。つまり無料開園の数日を外しても、写真に写る桜はほとんど変わらないのに、その数日だけは人出が一年でもっとも多くなります。満開予想日の2〜3日前か、無料開園が終わった直後の平日の朝がおすすめです。
桜の前撮りはいつまでに予約すればいいですか?
動きはじめの目安は前年の秋、9月〜11月です。撮影日が3月下旬〜4月上旬の2週間ほどに集中するうえ、金沢は開花から満開まで平均5.5日と立ち上がりが速く、開花の発表を待ってから探すと選択肢が細くなるためです。年が明けてからでも空きが残っている場合はありますので、まずは希望の週の空き状況をお問い合わせください。
金沢の桜の前撮りは、いくらぐらいかかりますか?
桜シーズン向けの特別料金はありません。費用を抑えやすいピーチプランは、洋装ロケーション59,400円(税込)から、和装ロケーション99,990円(税込)から、和装+洋装136,400円(税込)からです。衣装・ヘアメイク・撮影データを一律で含む金沢店のレギュラープランは、ロケーション撮影が187,000円(税込)から。桜のロケーションで多い和装ロケーションは225,500円(税込)、和装スタジオ撮影は198,000円(税込)です(2026年9月時点)。桜の日程を選んだことで上乗せされるのは、兼六園の入園料320円(1名あたり)だけです。
ピーチプランには何が含まれていて、金額の「〜」は何で増えますか?
ピーチは、必要なものを選びながらできるだけ費用を抑えて撮影をしたい方に向けたシンプルなブランドで、これから実績を重ねるフォトグラファーやヘアメイクが担当します。基本セットに含まれるのは、新婦衣装1着・新婦ヘアメイク・着付け・撮影全データです(新郎衣装は和装プランに含まれ、洋装プランでは選択式)。いっぽう試着・延期・移動費・申請料は別途料金で、金額の「〜」はこれらを足したぶん上に動くという意味です。土日祝の撮影や撮影アテンドも必要に応じて加わります。ほかの撮影や試着で使用中の衣装は、ブランドを問わずお選びいただけない場合があります。金額は見積りの段階で先にお出しします。
写真は何カット撮れて、いつ受け取れますか?
ピーチプランは撮影60分・100カット、和装+洋装の2着プランは撮影120分・200カットです。金沢店のレギュラープランは、ロケーション撮影60分・200カット、スタジオ撮影60分・150カットなどプランごとに設定されています。写真データはオンラインアルバムで、撮影日から30日以内にお渡しします。アルバムなどの商品をご注文いただいた場合は、撮影日から60日以内のお届けが目安です。
雨になりそうなときは、誰がいつ判断するのですか?
屋外撮影のご予定がある場合、撮影日の7日前から3日前にかけて、気象庁の週間天気予報をもとに私たちが天候の確認を行い、おふたりにご連絡します。おふたりが予報を見張る必要はありません。そのうえで、小雨のまま撮る・日程を延期する・金沢店の和室スタジオに切り替える、の3つから一緒に決めていきます。延期の目安は、撮影の7〜3日前に降水確率が50%以上であれば延期を選べる、40%以下であれば基本的に撮影する、というものです。備え方はブランドで異なり、金沢店のレギュラープランは延期に追加費用がかかりません。ピーチは延期の備えが選択式のオプションで、この備えがない場合は延期ができない扱いになります。お申し込みの前にご案内します。
洋装で桜を撮れる金沢のスポットはどこですか?
私たちが実際に洋装で撮影してきたのは、北部公園と金沢城公園です。北部公園は桜並木の続く「さくらの園」と広い芝生広場があり、ドレスの裾を引いて歩く画にも空を大きく入れた引きの画にも向いています。金沢城公園は石垣と櫓という強い背景があるぶん、ドレスの白がくっきり抜けます。ドレスの裾は汚れが目立つため、和装のときと同じく、路面の状態を見て歩く範囲を決めて撮影します。
家族と一緒に桜の写真を撮れますか?追加の料金はかかりますか?
ご家族との撮影にも対応しており、ご家族が入ること自体に追加の料金はいただいていません。増えるのは実費と当日の段取りのほうで、兼六園であれば入園料320円が人数分かかります。集合や移動の手配も人数によって変わりますので、何名でお越しになるかはご予約の段階でお知らせください。ロケ地によっては人数の決まりや別途の費用がある場合もあり、その点は事前にこちらからご案内します。
実際の一日の様子は、写真で見ていただくのがいちばん早いかもしれません。ひがし茶屋街と兼六園を1日で回った和装前撮りの記録を金沢の和装ロケーション撮影レポートに残しています。桜の季節ではありませんが、お支度から移動、2ヶ所めへの動き方まで、この記事で書いた段取りがそのまま写っています。
桜は、こちらの都合を待ってはくれません。開花の報せから満開まで5.5日。前後を足しても、狙える幅は1週間ほどです。その1週間に、衣装も、ヘアメイクも、兼六園の申請も、ご家族の予定も揃っていること。それが桜の前撮りの条件です。裏を返せば、秋のうちに決めてしまえば、あとはその年の咲き方に合わせて動くだけになります。観桜期の人出を外す時間帯の取り方も、雨あがりの河川敷でどこを歩くかも、金沢の店から私たちが組み立てます。横浜の桜と見比べたい方は横浜の桜前撮りスポットの記事を、秋の金沢が気になる方は金沢の紅葉前撮りの記事もあわせてどうぞ。
来春、いちばん良い5日間に撮りましょう
開花の読みも、兼六園の申請も、人出を外す時間の組み方も、金沢店のスタッフが引き受けます。日取りが決まっていない段階のご相談で構いません。
