週間予報に傘マークが並んで、前撮りの日が近づいてくる。「雨だったら台無し」「曇りだと暗くて、きれいに撮れないのでは」。そんな気持ちでこのページを開いた方へ、先に答えをお伝えします。
- 雨の予報なら、延期できます。撮影7〜3日前の予報で、降水確率50%以上が目安です。
- 曇りの日は、そのまま撮ってきれいです。曇りを理由にした延期はお勧めしません。
- 空だけ青空にする加工は、できます(1枚3,300円〜)。ただ、私たちはお勧めしていません。
天気は、ふたりのせいではありません。だから、天気で悩む時間はできるだけ短くして、残りの時間は衣装や場所のことに使ってほしい。この記事では、延期の判断の仕方、曇りの日の写真の実際、そして「空だけ青くできますか?」への私たちの答えを、順番にお伝えします。

書いているのは、横浜・金沢・軽井沢・伊豆下田でロケーション撮影を続けているフォトジェリッシュです。延期の基準は店舗ページで公開しているルールのとおりに、曇りの光の話は撮り手の実感として書きます。
前撮りが雨の予報。延期はいつ、どう決める?
RAIN RULE
結論から。撮影の7〜3日前に気象庁の天気予報を確認し、降水確率が50%以上なら延期を選べます。40%以下なら基本的に撮影を決行します。前日に慌てて決めるのではなく、1週間前から3日前までの間に数字で判断する。これがフォトジェリッシュの延期ルールです。
撮影7〜3日前に、気象庁の天気予報を確認する
判断に使うのは気象庁の予報です。アプリによって数字が違うことがあるので、見る予報をひとつに決めておくと迷いが減ります。7日前から3日前の間に、おふたりと私たちで同じ予報を見ます。
降水確率50%以上なら、延期を選べる
撮影日の降水確率が50%以上なら、おふたりの希望で延期を選べます。「延期したい」と伝えていただければ、別の日程を一緒に探します。
40%以下なら、基本的に撮影を決行
降水確率が40%以下の場合は、基本的に予定どおり撮影します。曇りの予報でも延期はせず、そのまま撮ります。理由は次の章で書きます。41〜49%のときは、予報を一緒に見ながらご相談します。
屋内撮影の場合は、延期の対象外
スタジオや屋内ロケーションでの撮影は雨でも撮れるため、天候を理由にした延期の対象になりません。屋外と屋内を組み合わせている日は、屋外の部分をどうするかをご相談します。
フォト会食のように延期ができない撮影を横浜店で組む場合は、計画の時点で雨の日の撮影場所を一緒に決めておきます。横浜店にはスタジオの振替がなく、代わりに横浜市開港記念会館やチャペルなどの屋内ロケーションを雨の日の予定として用意します。会食の会場にはキャンセル料がかかるため、そのリスクも含めてお申し込み前にご提案します。
当日に急な雨が降った場合は、撮影場所や進め方を調整しながら撮影を進めます。申込から撮影当日までの全体の流れは、前撮り・フォトウェディングの準備の流れの記事にまとめています。天候確認のステップも、その流れの中にあります。
前撮りを雨で延期すると追加料金はかかる?
POSTPONE FEE
レギュラープランは、延期しても追加費用がかかりません。ピーチプランは、延期保証(オプション5,500円)を付けている場合に延期できます。プランによって答えが違うので、分けて書きます。
レギュラープランは、移動・土日・延期でも追加費用がかからないプランです。雨で日程を動かしても、撮影料金は変わりません。延期先の日程でロケーション申請料がかかる場合だけ、その分を実費でいただきます。
ピーチプランは、必要なものを絞って費用を抑えたプランなので、延期保証(オプション5,500円)を付けていない場合は延期できません。雨の多い季節に申し込むなら、申込時に延期保証を付けておくと、当日の天気で迷わずに済みます。
料金の目安は、レギュラープランの洋装ロケーション撮影が横浜店182,600円〜、金沢店187,000円〜(60分・100カット以上)、ピーチプランの洋装ロケーション撮影が横浜店59,400円〜です。ピーチプランは試着・延期保証・移動費・ロケーション申請料が別途になるため、「〜」の幅が大きくなります。オプションの一覧は横浜店の洋装レギュラープランのページで公開しています。
天候ではなく、体調不良やご都合によるキャンセルは別の規定です。撮影日の14〜8日前は20%、7〜3日前は30%、2日前は50%、前日・当日は100%のキャンセル料がかかります。詳しくはキャンセルポリシーをご覧ください。
延期の相談は、予報が出てから慌てないよう、店舗のLINEで受けています。プランの中身や各店のロケーションは、店舗ページでそのまま公開しています。
曇りの日の前撮りは延期したほうがいい?
CLOUDY DAY
延期しません。曇りの日は、そのまま撮ったほうがきれいに写ります。「曇り=暗い」「曇り=写真が沈む」と感じている方が多いのですが、撮る側からすると、曇りは白いドレスと肌がいちばんきれいに写る光です。
理由は、光の大きさです。晴れの日の太陽は、空の中の小さな点から強い光が届くため、鼻の下やあごに濃い影ができ、白いドレスのいちばん明るい部分は白く飛びます。曇りの日は、雲に広がった空全体がひとつの大きな光源になります。光が四方から回ってくるので影がやわらかくなり、明るいところと暗いところの差が小さくなります。
- 顔に濃い影が落ちない。目の下やあごの影がやわらぐ
- 白いドレス・白無垢のレースや刺繍が、白飛びせずに残る
- 肌の質感がなめらかに写り、レタッチに頼る部分が減る
- 色がしっとりと出る。ブーケや色打掛の色が沈まない

「暗く写るのでは」という心配には、はっきりお答えします。曇りの日に写真が暗くなることはありません。明るさはカメラの露出で決めるもので、空の明るさに引きずられるものではないからです。曇りの光で撮った写真は、暗いのではなく、やわらかい。見分けるポイントは「影の濃さ」です。
眩しくないので目を細めずに済む、人が少ない、といった良さもありますが、私たちが曇りを歓迎するいちばんの理由は、この「影と質感」です。そしてこの理由は、次の「空だけ青空にできますか?」という質問への答えに、そのままつながります。
「空だけ青空にできますか?」への私たちの答え
OUR ANSWER
できます。曇りの日に撮った写真の空だけを青空に差し替える加工は、レタッチ(フォト整形)のオプションとして1枚3,300円〜でお受けしています。
ただ、私たちはお勧めしていません。お断りするという意味ではなく、お願いいただければ丁寧に仕上げます。それでもお勧めしない理由を、先にお伝えしておきたいのです。
理由は、前の章で書いた光の話です。曇りの光で撮った人物に晴れの日の空だけを乗せると、合わないところが出てきます。晴れの空の下にいる人には、太陽の向きに合った影と、髪や肩のハイライトがあるはずです。けれど曇りで撮った人物には、その影もハイライトもありません。ドレスの質感も、晴れの日の硬い光で見える質感とは別のものです。空だけ青くした写真は、見た人が理由を言えなくても「なにか違う」と感じます。
影やハイライト、衣装の質感まで晴れの日に合わせて直すこともできます。けれど、そこまで手を入れると、ほとんど描き直しになります。それは写真というより、絵に近いものになってしまう。私たちは、そこまでしてほしいとは思っていません。
| 曇りのまま残す | 空だけ青空に合成 | 晴れの日に撮る | |
|---|---|---|---|
| 空 | 白〜淡いグレー | 青空 | 青空 |
| 顔の影 | やわらかい | やわらかいまま(空と合わない) | 太陽の向きにはっきり出る |
| ドレス・白無垢の質感 | レースや刺繍が残る | 曇りの質感のまま | 明るい部分が飛びやすい |
| 写真としての自然さ | その日の光のまま | 空と人物の光が食い違う | その日の光のまま |
| 費用・手間 | 追加なし | 1枚3,300円〜 | 天気次第 |
私たちが残したいのは、その日、その場所にいたふたりです。曇りの空の下で笑っていたなら、その空ごと残したい。雨の日に傘の下で寄り添っていたなら、その雨ごと残したい。10年後に見返したとき「この日はこんな天気だったね」と話せる写真のほうが、記念写真としては強いと、私たちは思っています。
広告写真と記念写真は、目的が違います。広告写真は商品を見せるために、1カットずつ時間をかけて作り込む写真です。フォトウェディングは、衣装もヘアメイクも込みで、その日の100カット以上を記録として残す写真です。目的が違うので、加工の基準も違います。
腕を細く、小顔に、といったフォト整形についても同じ考え方です。料金と、私たちが急がない理由は、ウェディングフォトのレタッチはどこまで?料金と、小顔・腕細を急がない理由にまとめています。
それでも「やっぱり青空にしたい」という方には、もちろんお応えします。判断はおふたりのものです。ここに書いたのは、お受けする前にお伝えしておきたい、撮り手としての本音です。
雨でも撮れる屋内ロケーション|横浜・金沢・軽井沢・伊豆下田
INDOOR LOCATIONS
雨の日でも撮れる屋内のロケーションを、エリアごとに用意しています。横浜店にスタジオ撮影はなく、雨の日は歴史的建造物やチャペルなどの屋内ロケーションで撮ります。金沢店は一軒家スタジオがあるので、スタジオへの振替や、屋外とスタジオを同じ日に組み合わせる撮影ができます。

横浜|洋館とチャペルの屋内ロケーション
横浜市開港記念会館(大階段とステンドグラス)、ラ・バンク・ド・ロア(旧露亜銀行の大階段とチャペル)、山手ヘレン記念教会(山手の独立型チャペル)。横浜店は、雨の日はこの屋内ロケーションで撮影します。
金沢|一軒家スタジオとホテル
金沢店の一軒家スタジオは和室も洋室もあり、和装も洋装も撮れます。雨の日はスタジオへの振替のほか、ホテル金沢(金沢駅前のホテルロケーション)も選べます。
伊豆下田|なまこ壁の宿
なまこ壁の宿 雑忠(下田の歴史的建造物)。室内のしつらえと、なまこ壁の意匠を背景に撮れます。
雨の日でも安心なロケーションの一覧は、「雨の日でも安心」のロケーション一覧(16件)にまとめています。

実際に雨の日に撮ったお客様の声|金沢店・2025年10月
CUSTOMER VOICE
2025年10月、金沢店で撮影したかすみさん(石川県)は、撮影当日が雨でした。ウェディングドレスでのロケーション撮影と、色打掛でのスタジオ撮影を組み合わせた、約7時間の撮影です。
口コミでは「雨が気にならない写真も、逆に雨を活かした写真も撮ってもらえた」と書いてくださいました。ポーズや表情はすべてカメラマンにおまかせだったこと、写真の仕上がり・スタッフの対応・衣装・ヘアメイク・価格の満足度の5項目すべてが5.0だったことも、この記事の冒頭の写真と一緒に残っています。

詳しい内容は、金沢で雨の日も叶えた和装・洋装フォトウェディングの口コミでご覧いただけます。
雨・曇りの日の前撮りの持ち物と当日の注意
CHECKLIST
- 傘は、白や透明のものが写真に写りやすい。撮影用に1本あると、雨のカットが撮れます
- 移動用に、濡れてもいい靴があると安心。ドレスの靴は撮影のときだけで十分です
- 髪は湿気でうねりやすいので、当日のスタイリングはヘアメイクに任せてください
- 曇りや雨の日は気温が下がりやすい。羽織れるものを1枚
雨の日の持ち物は、これくらいで十分です。傘を差して撮るか、屋根の下で撮るか、どのタイミングで屋内へ移るかは、当日フォトグラファーが判断しながら進めます。
よくある質問|前撮りの雨・曇り・延期
FAQ
前撮りの日が雨の予報です。延期はいつまでに決めればいいですか?
撮影の7〜3日前に、気象庁の天気予報を確認して決めます。降水確率が50%以上なら延期を選べ、40%以下なら基本的に撮影を決行します。41〜49%のときは、予報を一緒に見ながらご相談します。前日に慌てて決めなくて済むよう、1週間前から3日前の間に判断するのがフォトジェリッシュのルールです。
前撮りを雨で延期すると追加料金はかかりますか?
レギュラープランは、延期しても追加費用はかかりません。延期先の日程でロケーション申請料がかかる場合は、その分だけ実費をいただきます。ピーチプランは、延期保証(オプション5,500円)を付けている場合に延期できます。
ピーチプランでも雨の日に延期できますか?
延期保証(オプション5,500円)を付けている場合は延期できます。付けていない場合は延期できないため、雨の多い季節の撮影なら、申込時に付けておくと安心です。
曇りの日の前撮りは写真が暗くなりますか?
暗くなりません。写真の明るさはカメラの露出で決めるため、曇りでも適正な明るさで撮れます。曇りの日は雲に広がった空全体が大きな光源になるので、顔に濃い影が落ちず、白いドレスや白無垢のレースも白飛びしにくく、肌の質感がなめらかに写ります。フォトジェリッシュでは、曇りを理由にした延期はお勧めしていません。
曇りで撮った前撮りの写真を青空に加工できますか?
できます。レタッチ(フォト整形)のオプションとして、1枚3,300円〜で空の差し替えをお受けしています。ただ、曇りの光で撮った人物に晴れの空だけを乗せると、影の向きやハイライト、衣装の質感が合わず不自然になりやすいため、フォトジェリッシュではお勧めしていません。その日の空ごと残す写真を基本にしています。
前撮り当日に雨が降ったら屋内で撮影できますか?
できます。横浜店は横浜市開港記念会館やラ・バンク・ド・ロア、山手ヘレン記念教会などの屋内ロケーションで撮影します。金沢店は一軒家スタジオへの振替や、屋外とスタジオを同じ日に組み合わせる撮影ができます。軽井沢店は旧三笠ホテルやムーゼの森、伊豆下田店はなまこ壁の宿 雑忠など、各エリアに雨の日でも撮れる屋内ロケーションがあります。
雨の予報を見て不安になる時間は、短いほうがいい。延期の基準は数字で決まっていて、曇りはそのまま撮ってきれいで、空の加工は「できるけれど、お勧めしない」。この3つだけ覚えて、あとは衣装と場所のことを考えてください。
雨の日も、曇りの日も、その日のふたりを残します。
延期の相談も、当日の天気の相談も、店舗のLINEで受けています。「この予報、どう思いますか?」だけでも、お気軽にどうぞ。
