「ドレス姿は、ちゃんと残しておきたい」。式を挙げる方の前撮りでも、式はせずに写真で結婚のかたちを残すフォトウェディングでも、洋装を調べ始めると同じところで手が止まります。ドレスはどう選ぶのか、スタジオとロケーションはどちらがいいのか、費用は結局いくらなのか。
先に全体像をお伝えします。洋装の前撮り・フォトウェディングは、ドレス(白ドレスかカラードレスか)、場所(スタジオかロケーションか)、費用の3つを決めれば、迷いのほとんどが片づきます。この記事は、その3つを上から順番に決めていける構成にしました。
書いているのは、横浜と金沢で海・街・チャペルの洋装ロケーション撮影を重ねてきたフォトジェリッシュです。費用は相場の目安だけでなく税込の実額まで公開し、「体型が不安」「胸元が浮いてしまう」といった試着室で毎回いただくご相談への答えも、現場の実感でお伝えします。
洋装の前撮り・フォトウェディングでできること|スタジオとロケーションの2シーン
洋装の撮影シーンは、屋内で撮るスタジオ撮影と、海や街並みを背景にするロケーション撮影の2つです。結婚式を挙げる方の「前撮り」も、式を挙げずに写真で節目を残す「フォトウェディング」も、撮影の中身は同じと考えて大丈夫です。

スタジオ撮影は、天候に左右されず、照明とセットで安定した仕上がりを狙えます。費用も抑えやすく、撮影時間が短くて済むのも利点です。いっぽうロケーション撮影は、海の光、街の夜景、緑のアーチといった「その場所にしかない背景」でドレスが動く写真を残せます。
ウェディングドレスは、歩くと裾が流れ、風でベールがふくらむ衣装です。この「動き」が写真になるのはロケーション撮影ならではで、私たちにご相談いただく方も洋装はロケーション希望が中心です。以降もロケーションを軸に、スタジオとの使い分けを補いながらお話しします。
「式は挙げないけれど、ドレスは着たい」という方にも、フォトウェディングはちょうどいい選択です。ゲストの日程調整も式場の予約も要らず、ふたりの予定だけで日取りを決められます。撮影した写真は、結婚報告のはがきや年賀状、ご両親への贈りものにそのまま使えます。

撮れるカットの幅も、洋装は広いです。定番の見つめ合いや後ろ姿だけでなく、歩きながらの笑顔、ジャンプ、水たまりへの映り込みまで、ドレスの動きを活かしたポーズが自在です。ポーズ集を暗記していく必要はありません。当日はフォトグラファーが声をかけながらリードしますので、ふたりはその場を楽しむことに集中してください。
ウェディングドレスの種類と選び方|白ドレス・カラードレスと新郎のタキシード
ドレス選びは、白ドレスを軸にするか、カラードレスを主役にするかをまず決め、そのうえでシルエットを試着で絞るのが近道です。順番にご説明します。
白ドレスは「シルエット」から。似合うかどうかは鏡が教えてくれる

白ドレスのシルエットは、上半身がすっきり見えて裾に向かって広がるAライン、腰から大きくふくらむプリンセスライン、体の線に沿うマーメイドライン、胸下から柔らかく落ちるエンパイア、直線的なスレンダーラインが代表的です。それぞれ体の見え方が変わります。
ただ、雑誌の分類で「私はこの型」と決め込む必要はありません。同じAラインでも生地の張りや飾りで印象はまるで変わりますし、鏡の前に立った瞬間の「思っていたのと違う」は良い方向にもよく起きます。気になるシルエットを2〜3系統またいで試着し、立ち姿だけでなく歩いたときの裾の動きまで確かめるのが、現場でおすすめしている選び方です。
カラードレスは「撮影場所の背景色」とセットで選ぶ

カラードレスは、色単体の好みだけでなく、撮影場所の背景色との組み合わせで選ぶと失敗しにくくなります。緑の多い公園なら赤やテラコッタが締まり、白壁や明るい岩肌のロケーションなら青が鮮やかに立ちます。上の写真は金沢近郊・片野海岸での一枚で、白い岩肌を背景に選んだロイヤルブルーが主役になりました。
「白ドレスと2着」でカラードレスを足す方が多い一方、カラードレスを主役にした撮影もできます。挙式で白を着る予定がある方が、前撮りではあえてカラーだけを選ぶケースもあります。決めきれないときは、行きたいロケーションの写真を見ながら色を当てていくと、すっと決まることが多いです。
新郎のタキシードは「格と色」を花嫁に合わせる
新郎の衣装は、花嫁のドレスの格と色に合わせて選ぶとふたり並んだ写真がまとまります。白ドレスにはグレーやネイビーの正統派、カラードレスには色を拾ったベストや蝶ネクタイでリンクさせるのが定番です。選び方の詳細はタキシードの紹介ページにまとめています。
フォトジェリッシュでは、ドレス・タキシードあわせて100着以上の衣装をご用意しており、レギュラープランなら衣装のグレードアップ料金がかかりません。ラインナップは衣装紹介ページからご覧いただけます。
試着から撮影当日までの流れ
ドレス選びは、思い立ったその日からLINEで始められます。全体の流れは次の4ステップです。
LINEで相談・見学予約
撮りたい雰囲気や気になるロケーションを、写真を見ながらやり取りします。ご予算のご相談もこの段階でどうぞ。
来店してドレスを試着
気になるシルエットを実際に着て、立ち姿と歩いたときの動きを鏡で確かめます。着数や所要時間はご希望に合わせて組みますので、予約時にご相談ください。
ロケーションとプランを確定
選んだドレスが映える撮影場所と日程を決め、見積もりを確定します。レギュラープランは土日や移動の追加費用がかからないため、この時点の金額で準備を進められます。
撮影当日
支度からロケーション移動、撮影までスタッフが同行します。ヘアメイクの手直しも現地で行いますので、安心してお過ごしください。
試着に行くときは、ドレスに響きにくいストラップレスや肩ひもを外せる下着、髪をまとめられるゴムがあると着姿を確かめやすくなります。準備に迷ったら、予約のやり取りのなかでお気軽にお尋ねください。
費用はいくら?洋装の相場の目安と、私たちの実額
一般的な相場は、洋装・和装を含むフォトウェディング全体で、スタジオ撮影が5万〜10万円程度、ロケーション撮影が15万〜25万円前後が目安とされています(出典:デコルテフォトグループの解説記事・2025年7月公開・2026年9月閲覧)。フォトジェリッシュの洋装の実額は、ピーチプラン59,400円(税込)から、衣装・ヘアメイク・データ込みのレギュラープランが横浜店182,600円(税込)からです。
相場に幅がある理由|「表示価格」と「総額」は別もの
相場の幅が大きいのは、撮影料に「衣装・ヘアメイク・撮影データ」がどこまで含まれるかがスタジオごとに違うからです。とくに洋装は、気に入ったドレスが「ランク外」で数万円の追加になる料金体系が珍しくありません。割引率の大きさではなく、「総額でいくらか」「その金額に何が含まれるか」をそろえて比べることが、費用検討のいちばんの近道です。
フォトジェリッシュの実額(2026年9月時点・税込)
| プラン | 洋装の料金(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| ピーチプラン(横浜・金沢共通) | 洋装 59,400円〜 | 必要なものを選んで費用を抑えるカスタマイズ型 |
| レギュラープラン(横浜店) | 洋装 182,600円〜 | 衣装・小物・ヘアメイク・撮影データ込みのオールインクルーシブ型 |
| レギュラープラン(金沢店) | 洋装ロケーション 187,000円〜 | 衣装・小物・ヘアメイク・撮影データ込みのオールインクルーシブ型 |
ピーチプランは、撮影内容を選んで費用を抑えやすいミニマム型です。「59,400円〜」と幅があるのは、撮影アテンドや試着、土日祝の撮影といったオプションを必要な分だけ足していく組み立てだからです。いっぽうレギュラープランは、衣装もヘアメイクも撮影データも一律で含むオールインクルーシブ型。どちらが上ということではなく、費用を絞りたいか、ぜんぶお任せで安心したいかで選ぶ2本立てです。
見積もりで確認したい「追加費用の正体」
表示価格は相場より安く見えたのに、最終見積もりで膨らんでしまった。洋装の費用のつまずきは、だいたい次の3つの加算で起きます。
- 土日祝の撮影に加算があるか
- 気に入ったドレスが「ランク外」で追加になるか
- 雨などで延期したときに延期料がかかるか
こうした加算を設けるスタジオもあるため、契約前にキャンセル・延期の規約とあわせて確認しておくと安心です。フォトジェリッシュのレギュラープランは、ロケーションへの移動・土日・延期でも追加費用がかからず、100着以上の衣装も一律料金の範囲です。さらにレギュラーブランドには撮影料金保証制度が付帯しています。費用の内訳と総額実例は、フォトウェディングの料金・費用相場の記事で詳しく公開しています。
カメラマンDAIレギュラープランなら、ドレスのグレードアップ料金もかかりません。「このドレス、追加いくらですか?」と聞かなくていい試着は、想像以上に気楽ですよ!
料金表の実額と含まれるものは、店舗ページでそのまま公開しています。ご希望日の空き状況や見積もりのご相談は、LINEが気軽です。
ドレスが映えるロケーションの選び方|海・街並み・チャペルの3系統
ロケーションは名所を羅列して選ぶより、「どんな写真を残したいか」から3系統に絞ると決めやすくなります。開放感と動きなら海、日常の延長のドラマなら街並みと夜景、挙式らしい厳かさならチャペルや洋館です。
海|ドレスの動きがいちばん出る。海風は敵ではなく味方


海ロケーションの魅力は、水平線の抜けと、風がつくるドレスの動きです。「海風で髪もドレスも乱れませんか」とよく聞かれますが、ベールと裾をふわりと持ち上げてくれる風は、洋装ではむしろ味方です。風の強さを見ながら撮る向きと立ち位置を変えるのは、フォトグラファーの腕の見せどころでもあります。
横浜エリアなら葉山・逗子方面の海岸で、晴れた日は富士山まで背景に入ります。エリアごとのビーチの選び方は湘南の前撮り・海撮影ガイドで詳しく整理しています。
街並み・夜景|横浜なら大桟橋、夕暮れは「時間から逆算」して撮る


街並みロケーションは、歩く・ふり返る・笑い合うといった自然な動きをドラマチックに残せる系統です。横浜なら、みなとみらいの街と港を一望する大桟橋(大さん橋)が代表格で、昼のウッドデッキから夕暮れ・夜景まで表情が変わります。スポットごとの比較は横浜の海が見えるロケーション比較の記事に譲ります。
夜景を狙うときに知っておきたいのが、空に青みが残る日没直後の時間帯がいちばん美しく、長くは続かないことです。この時間から逆算して、明るいうちのカットを先に撮り終えておくのが夜景ロケーションの組み立て方。「夜景も欲しい」というご希望は、撮影開始時刻の設計ごとご相談ください。
チャペル・洋館|「挙式はしないけれど、あの雰囲気で撮りたい」に応える


式は挙げない選択をした方から、「それでもバージンロードやチャペルの光は憧れる」という声をよくいただきます。チャペルや洋館でのフォトウェディングは、その気持ちにまっすぐ応えられる系統です。ステンドグラスの光や大扉の前の立ち姿は、白ドレスの格をいちばん引き出します。お子さまやご家族と一緒のカットを組み込みやすいのも、この系統の良さです。
洋館の大階段も、ドレスと相性のいい定番スポットです。段の上でトレーンを扇形に広げて後ろ姿を撮ると、平地では出せない裾の広がりが写真になります。階段の上り下りはスタッフが裾を持ってサポートしますので、ヒールでも心配いりません。
ロケーション撮影の実務|裾・足元・雨と暑さの現実解


屋外でドレスを着ると聞くと、裾の汚れや移動が心配になりますが、実務はシンプルです。移動中は裾を持ち上げて歩き、砂浜や芝生では立ち位置にシートを使うなど、汚れは現場の段取りでかなり防げます。足元は写真に写らないカットが多いので、歩きやすい靴で移動して大丈夫ですし、上の写真のように「あえてスニーカーをおそろいで見せる」遊びも人気です。
天候面では、雨の場合は情緒を活かして撮る選択と延期する選択の両方があり、フォトジェリッシュのレギュラープランは延期でも追加費用がかかりません。真夏は朝の涼しい時間帯に、真冬は空気の澄んだ光を短時間で切り取るなど、季節ごとの現実解を組み立ててご案内します。
体型や胸元が気になってもドレスは似合う?|試着で確かめる不安のほどき方
似合うかどうかの答えは、体型の数字ではなく試着の鏡の中にあります。ふくよかな体型を活かすドレス選びはプラスサイズの方のドレスの選び方に、細身で華奢な方向けの考え方はスレンダー体型の方のドレスの選び方に、それぞれ実例つきでまとめています。


洋装ならではのご相談が、ビスチェタイプの「胸元が浮く・パカパカする」問題です。原因はバストの大きさそのものではなく、ドレスの構造と体のミスマッチにあり、パッドを足すほどかえって浮いてしまうこともあります。原因の切り分けと当日でも間に合う直し方は、胸元がパカパカする原因と直し方の記事で詳しく解説しています。
試着できる着数や所要時間、マタニティでの撮影時期といった個別の条件は、体調やご予定によってご案内が変わります。「この体型でこのシルエットはどうか」まで含めて、LINEで事前にご相談ください。写真を見ながら候補を絞ってから来店いただくと、試着の時間をドレス選びそのものに使えます。
髪型はどうする?|髪の長さ別に「ドレスと場所」で考える
洋装の髪型は、アップかダウンかを先に決めるより、「ドレスのネックラインと撮影場所」から逆算すると決めやすくなります。ビスチェならデコルテを見せるアップやシニヨンが定番、海ロケーションなら風になびくダウンスタイルがそのまま演出になります。
長さ別の実例は、ロングヘアのスタイル集、セミロング・ミディアムのスタイル集、ショート・ボブのスタイル集でご覧いただけます。ショートだから選べない髪型がある、ということはありません。当日はヘアメイクが同行し、ロケーションの風や光に合わせて手直ししながら進めます。
長さ別の髪型の決め方は、前撮りの髪型ガイドにまとめています。
ドレスのシルエット別の解説も公開しています: マーメイド・スレンダー・ロングトレーン。
和装と迷ったら|「両方着る」という選択肢もある
洋装か和装かで迷ったら、無理にどちらかへ決め込む必要はありません。判断軸ごとの比較は前撮りは和装と洋装どっちがいい?の記事に、白無垢・色打掛の選び方や和装の費用は和装の前撮り・フォトウェディングの記事にまとめています。
両方着る場合の一般的な相場は約15万〜25万円とされます(出典:ENISHIのコラム・2024年8月公開・2026年9月閲覧)。フォトジェリッシュの和装+洋装の実額は、ピーチプラン136,400円(税込)から、レギュラープランが横浜店328,900円(税込)から・金沢店270,000円(税込)からです。1日で2つの姿を残せるので、「式では白ドレスだから、写真では両方」という使い方が定番です。
よくある質問|洋装の前撮り・フォトウェディング
洋装の前撮り・フォトウェディングの費用はいくらですか?
一般的な相場は、スタジオ撮影で5万〜10万円程度、ロケーション撮影で15万〜25万円前後が目安とされています。フォトジェリッシュの洋装の実額は、ピーチプラン59,400円(税込)から、衣装・ヘアメイク・撮影データ込みのレギュラープランが横浜店182,600円(税込)からです。レギュラープランは土日・移動・延期の追加費用がかかりません。
ドレスは何着まで着られますか?
プランと撮影時間の組み立てによって変わります。白ドレス1着でじっくり撮る方も、白とカラーの2着で雰囲気を変える方もいらっしゃいます。ご希望の着数と撮りたいカットをお聞きして、時間配分ごとご提案しますので、ご相談ください。
カラードレスだけで撮影できますか?
カラードレスを主役にした撮影もできます。挙式で白ドレスを着る予定の方が、前撮りではあえてカラードレスだけを選ぶケースもあります。撮影場所の背景色と合わせて選ぶと、色がいっそう映えます。
海での撮影は髪型やドレスが乱れませんか?
風でベールや裾が動くのは、洋装の海ロケーションではむしろ写真の見せ場になります。髪型は風を想定したスタイルでセットし、当日はヘアメイクが同行して手直ししながら進めます。風の強い日は撮る向きや立ち位置を調整しますので、ご安心ください。
マタニティでもドレスは着られますか?
体調を最優先に、時期やドレス選びからご相談いただけます。お腹まわりに余裕のあるシルエットの選び方や撮影時間の組み立てなど、おひとりおひとり条件が異なりますので、まずは現在のご予定をお聞かせください。
洋装の前撮り・フォトウェディングは、ドレス・場所・費用の3つが決まれば、あとは当日を楽しみに待つだけです。「白かカラーか」で先へ進めなくなったら、写真と鏡が答えを出してくれます。試着とご相談は無料ですので、店舗ページの実例をのぞくところから始めてみてください。
フォトジェリッシュ各店舗
まだ何も決まっていなくて、大丈夫です
撮影場所も衣装も日取りも、決まっていない状態からご相談いただけます。何から決めればいいかを一緒に整理するところから始めますので、「調べてはみたけれど、よく分からない」という段階でお声がけください。
費用から確かめたい方はフォトウェディングの料金・費用相場へ。
エリアから見る:横浜・神奈川/金沢・石川/軽井沢/伊豆・下田




