和装前撮りの髪型|白無垢・色打掛と洋髪・綿帽子の決め方

横浜市内の日本庭園の和室で庭を眺める赤い色打掛の花嫁と黒紋付袴の新郎の後ろ姿|横浜の和装ロケーションフォトウェディング

和装の前撮りを決めたあと、意外と悩むのが髪型です。「白無垢ってかつらじゃないとだめ?」「色打掛に生花は合う?」と、検索するほど選択肢が増えていませんか。

先に結論をお伝えします。和装前撮りの髪型は、「白無垢か色打掛か」×「日本髪(かつら)でいくか洋髪でいくか」で9割決まります。この2つを決めれば、残りは綿帽子・角隠し・髪飾りといった小物の組み合わせの問題です。かつら一択でも、洋髪一択でもありません。

この記事では、横浜と金沢で和装のフォトウェディング・前撮りを撮影している私たちフォトジェリッシュが、衣装別・小物別・髪の長さ別に、和装ヘアの決め方を整理します。

目次

和装前撮りの髪型は「衣装×髪型の系統×小物」で決まる

和室から庭を望んで立つ色打掛の花嫁の後ろ姿。シニヨンの洋髪に生花の髪飾りを合わせた和装前撮り

和装の髪型選びで迷子になる原因は、髪型・小物・髪飾りを一度に考えてしまうことです。決める順番は次の3ステップに分けると迷いません。

  1. 衣装を決める: 白無垢か、色打掛か(両方着る場合はそれぞれ考えます)
  2. 髪型の系統を決める: 日本髪(かつら)か、地毛で結う洋髪か
  3. 小物・髪飾りを決める: 綿帽子・角隠し・生花・金箔・水引など

衣装と髪型の組み合わせを先に一覧にしておきます。

衣装合わせられる髪型・小物
白無垢綿帽子/角隠し(日本髪)、洋髪(白系の生花・小物)
色打掛角隠し(日本髪)、洋髪(生花・金箔・水引など自由度が高い)

綿帽子は白無垢だけの特権で、色打掛には合わせないのが通例です。逆に洋髪は、白無垢にも色打掛にも合わせられます。この前提だけ頭に入れておけば、あとは好みの問題です。

和装前撮り全体の費用や段取りは和装フォトウェディング・前撮りのガイドにまとめています。この記事は、その中の「髪型」を深掘りする位置づけです。

日本髪(かつら)と洋髪、どちらでいく?

金沢の木橋の上で見つめ合う白無垢の花嫁と紋付袴の新郎。洋髪に白い髪飾りを合わせた和装前撮り

日本髪は、文金高島田に代表される伝統的な髪型です。地毛で結うには長さと毛量が必要なため、かつらを使うのが一般的で、綿帽子や角隠しはこの日本髪に合わせるのが本来の形です。格式を重んじたい方、神社での挙式や参拝を組み合わせる方に選ばれています。

一方の洋髪は、地毛をシニヨンや編み込みなどに結い上げるスタイルです。前撮り・フォトウェディングでは、いまはこちらが主流になっています。理由はシンプルで、自分の顔になじみやすく、髪飾りの自由度が高いからです。

どちらが正解ということはありません。ただ、「かつらは重そう」「自分に似合うか不安」という理由だけで和装そのものをためらっているなら、洋髪という選択肢を知るだけで悩みはほぼ解消します。なお、かつら・日本髪のご用意については店舗やプランにより異なりますので、ご希望の方は事前にご相談ください。

実際の花嫁さまの和装ヘアの実例は、和装ヘアのスタイル集で写真をまとめて見られます。

白無垢の髪型:綿帽子・角隠し・洋髪の3方向

逆光の和の空間で向かい合う綿帽子の花嫁と紋付袴の新郎のシルエット

白無垢の髪型は、綿帽子・角隠し・洋髪の3方向で考えます。

綿帽子は、頭をふんわり覆う白い袋状の被り物です。「挙式まで新郎以外に顔を見せない」という奥ゆかしさに由来し、白無垢にだけ合わせられます。写真では、綿帽子の内側に顔が包まれることで視線が自然と表情に集まり、逆光で撮ると布が透けてやわらかい光をまといます。和装らしい一枚を残したい方に、いちばん人気のある選択です。

角隠しは、日本髪の上に幅広の白い布を巻くスタイルです。額から髷にかけてのラインが際立ち、綿帽子よりも顔まわりがはっきり出ます。凛とした花嫁姿を残したい方に向いています。

洋髪の白無垢は、近年定着したスタイルです。白い小花やかすみ草、胡蝶蘭など白系の髪飾りでまとめると、白無垢の清らかさを崩さずに今っぽさが出ます。赤リップを一点だけ効かせる組み合わせも、写真映えの定番です。また、洋髪のシルエットに合わせて綿帽子をかぶる方法もあり、「綿帽子もかぶりたいし、外した姿は洋髪で残したい」という欲張りも成立します。

白無垢そのものの選び方や撮影の実例は、白無垢の前撮りの記事で詳しく解説しています。

色打掛の髪型:生花・金箔・水引で「華やかさの方向」を決める

金沢の庭園で寄り添う淡いピンクの色打掛の花嫁と黒紋付の新郎。洋髪にオレンジの生花を挿した和装前撮り

色打掛の洋髪は、髪飾りの自由度がいちばん高い領域です。選択肢を並べるより、「どの方向の華やかさにするか」を決めるほうが早く決まります。

  • 生花・アーティフィシャルフラワー: 打掛の柄から1色拾って合わせると、全身がひとつながりに見えます。ダリアやピンポンマムなど丸い花は和装と相性が良い定番です
  • 金箔: 結い上げた髪に金箔をあしらうスタイル。派手すぎない光が写真に品よく写ります。金箔の街・金沢のロケーションとは特に好相性です
  • 水引・組紐: 金や白の水引を編み込むと、伝統工芸の要素が加わり、生花より軽やかで凛とした印象になります

迷ったら、打掛の「地の色」ではなく「柄の中の差し色」から髪飾りの色を選んでみてください。赤い打掛に赤い花を重ねるより、柄の中の白や金を拾うほうが、髪型が埋もれずに写ります。

かんざしや扇子など、和装に合わせる小物全体の組み合わせは和装小物のスタイル集にまとめています。お手持ちの髪飾りを使いたい場合も、まずはご相談ください。

髪の長さ別に見る和装ヘア:ショートでも大丈夫

赤い椿の髪飾りを付けたショートヘアの白無垢の花嫁が紋付袴の新郎と見つめ合う和装前撮り

「和装ヘア=ロングのシニヨン」というイメージがありますが、実際の撮影現場では、どの長さでも和装ヘアは成立しています。

  • ショート: 無理に結わず、そのままの毛流れに存在感のある髪飾りを合わせます。写真の椿のように、大ぶりの一輪が短い髪によく映えます
  • ボブ・ミディアム: 顔まわりを編み込みや耳かけで整え、シニヨン風にまとめるか、下ろしたまま飾るかを選べます
  • ロング: 王道の低めシニヨンから、面を見せる美シルエットまで選択肢が最も豊富です

長さごとの具体的なスタイルは、別記事で深掘りしています。ショートヘアの前撮りボブ・ミディアムの前撮りロングヘアの前撮りをご覧ください。和装・洋装を通じた髪型の決め方の全体像は前撮り・フォトウェディングの髪型ガイドにまとめています。

当日のヘアメイクはどう進む?(撮影現場から)

和室スタジオで新緑の庭を眺めて寄り添う白無垢の花嫁と黒紋付の新郎の後ろ姿

フォトジェリッシュの場合、ヘアメイクはプランに含まれており、追加料金はかかりません。当日は、衣装を着る前にヘアメイクから始まります。

準備しておくと当日がスムーズなのは、なりたいイメージの写真を2〜3枚、スマホに保存しておくことです。言葉で「ふんわり」「きっちり」と伝えるより、写真1枚のほうが正確に共有できます。逆に「似合う髪型が分からない」という方は、手ぶらで大丈夫。衣装と顔立ちを見ながら、ヘアメイクと相談して決めていけます。

もうひとつ、和装ならではの現場の話をひとつ。和装の着付けでは、洋装のように胸を高く見せるのではなく、むしろ平らに整える方向で補正します。考え方が洋装と真逆なので、ドレスのイメージのまま当日を迎えると少し驚かれます。私たちは和装用の補正道具を豊富に用意して、着姿の「衿元から髪型まで」をひとつのシルエットとして整えています。髪型だけを単体で考えず、衣装・補正・小物まで含めて任せられるかどうかは、スタジオ選びの隠れたチェックポイントです。

金沢は兼六園やひがし茶屋街など和装ロケーションの宝庫で、横浜は日本庭園と洋館の両方を1日で回れる街です。プランや衣装は各店舗のページでご確認ください。

よくある質問

白無垢に洋髪はマナー違反ですか?

いいえ。前撮り・フォトウェディングでは、白無垢に洋髪を合わせるスタイルは広く定着しています。神社での挙式やご祈祷を組み合わせる場合のみ、会場によって考え方が異なることがあるため、事前に確認しておくと安心です。

綿帽子は洋髪の上からでもかぶれますか?

綿帽子は本来、日本髪(文金高島田)に合わせる被り物ですが、近年は洋髪のシルエットに合わせてかぶるスタイルもあります。髪型との組み合わせ方はスタイルによって調整が必要ですので、ご希望の方は事前にご相談ください。

かつら(日本髪)でお願いすることはできますか?

かつら・日本髪のご用意は店舗やプランにより異なります。格式のある日本髪での撮影をご希望の場合は、お申し込み前にLINEなどでご相談ください。ご希望に合わせた進め方を一緒に考えます。

髪型はいつまでに決めておけばいいですか?

撮影当日までに、なりたいイメージの写真を2〜3枚保存しておけば十分です。当日はヘアメイクが衣装と顔立ちに合わせて相談しながら仕上げますので、完璧に決め切れていなくても問題ありません。

かつら一択、じゃなくていい。

白無垢に洋髪も、色打掛に金箔も。衣装と髪型をひとつのシルエットとして、おふたりに似合う形をご提案します。ヘアメイク込みのプランで、まずはお気軽にどうぞ。

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