横浜の前撮り、表示価格と支払った額の差は平均約10万円【フォトジェリッシュ調べ】

大さん橋で寄り添うウェディングらしい洋装の新郎新婦

横浜で前撮り・フォトウェディングを探して、「5,500円〜」「55%OFF」といった表示を見比べていませんか。安い表示や大きな割引率に惹かれながらも、「本当にこの値段で撮れるのだろうか」と、どこかで疑っている方も多いはずです。

先に、調査の結論をお伝えします。横浜の前撮り・フォトウェディングの表示価格は、平均69,429円。一方、首都圏で実際に支払われた額は、スタジオ撮影で平均16.6万円、ロケーション撮影で平均19.2万円。差は約9.7万〜12.3万円、ざっくり言えば「表示と支払いの間に約10万円の差」があるのが横浜の平均像です。

この記事は、フォトジェリッシュが2026年9月2日に横浜の撮影スタジオ・式場15社の公式サイトを実査したオリジナル調査をもとにしています。私たち自身も横浜の撮影スタジオであり、調査対象に含めました。数字の出どころと調査の限界まで、すべて開示します。

目次

横浜の前撮り、表示価格の平均は69,429円。支払われた額は平均16.6万〜19.2万円

横浜・大桟橋のウッドデッキで、ベールをなびかせて額を寄せ合うウェディングドレスの新婦とスーツの新郎

横浜で前撮り・フォトウェディングを提供する撮影スタジオ・式場15社の公式サイトで、読者が最初に目にする最安の表示価格(税込)を記録したところ、平均は69,429円、中央値は75,900円でした。最も安い表示は5,500円(スタジオ・衣装1着。土日祝は+16,500円)、最も高い表示は132,000円です。

これに対して、実際に支払われた額のデータがあります。ゼクシィ結婚トレンド調査2024(首都圏)によると、別撮り(前撮り・後撮り)で事業者に支払った費用は、スタジオ撮影で平均16.6万円、ロケーション撮影で平均19.2万円でした。

項目金額
公式サイトの表示価格の平均(横浜15社)69,429円(中央値75,900円)
実際に支払われた額の平均(首都圏)スタジオ16.6万円/ロケーション19.2万円
約9.7万〜12.3万円(表示の約2.4〜2.8倍)

出典: 表示価格=フォトジェリッシュ調べ(2026年9月2日実査)/支払い額=ゼクシィ結婚トレンド調査2024(首都圏、2023年4月〜2024年3月挙式実施者)

つまり、入口の表示のおよそ2.4〜2.8倍を支払っているのが、横浜を含む首都圏の平均像です。ただしこの数字には注意点が2つあります。表示価格は2026年9月の実査、支払い額は2023年4月〜2024年3月に実施した方の調査で、時点が異なること。そして支払い額は横浜単独ではなく「首都圏」区分の平均であること。「同じ人の表示と支払いを追跡した差」ではなく、市場の入口と出口を並べた比較として読んでください。

表示価格の分布:15万円以上の表示は0件。安く見せる力学が働く市場

15社の表示価格の分布は次のとおりです。

表示価格帯件数(15社中)
5万円未満6件
5万円以上〜10万円未満5件
10万円以上〜15万円未満4件
15万円以上0件

フォトジェリッシュ調べ(2026年9月2日・各社公式サイトの最安表示価格を集計)

注目したいのは、15万円以上の「表示」がゼロだったことです。実際に支払われた額の平均(16.6万〜19.2万円)を上回る表示は、横浜には1件もありませんでした。入口の価格は、支払いの実態より必ずと言っていいほど安く見える。この構造を前提に、各社のサイトを読む必要があります。

調査方法:どう調べたか、すべて開示します

この調査は、フォトジェリッシュによる自社調べです。信頼していただくために、方法と限界を先に開示します。

  • 調査日: 2026年9月2日
  • 対象: 横浜で前撮り・フォトウェディングを提供する撮影スタジオ・式場・写真館の公式サイト(Photorait神奈川掲載とWeb検索から抽出)
  • 記録した値: 各社サイトで読者が最初に目にする、最安の表示価格(税込)
  • 有効件数: 15件
  • 除外: 価格を表示していない2社は平均に含めていません

そして、当事者性についてです。この調査を行ったフォトジェリッシュ横浜店(ピーチプラン洋装・表示59,400円)も、15件の中に含めています。当社を除いて計算し直しても、平均は70,146円・中央値は76,950円。結論は変わりません。なお、当社のトップページは価格を表示しておらず、拠点ページに掲載しているため、調査では拠点ページの表示価格を採用しました。

支払い額の側にも限界があります。ゼクシィ結婚トレンド調査2024には神奈川県単独の数字もありますが、回答数が少ないため(26件)、より回答数の多い首都圏区分の平均を使いました。横浜だけを切り出した支払い額ではない前提で、目安としてお使いください。

三溪園の新緑の中で向かい合う和装の新郎新婦、横浜の庭園ロケーションフォトウェディング

横浜特有の事情:同じ「◯円〜」でも、含まれる中身が違いすぎる

今回の調査で、横浜市場のいちばんの特徴だと感じたのは、価格の高い安いよりも「表示価格に含まれる中身の分裂」でした。同じ「◯円〜」という形式で、まったく性質の違う価格が並んでいます。

  • 撮影料のみ型: 表示は9,900円。ただし撮影データは別途119,900円のプランに含まれる形で、表示価格だけでは写真が手元に残りません
  • 衣裳を含まない型: 表示は38,000円。撮影とデータは含まれる一方、衣裳は持ち込みが前提です
  • 全データ込み型: 衣装・ヘアメイク・全データまで含んで75,900円〜132,000円

どれも嘘ではありません。ただ、この3つを「◯円〜」の数字の大小だけで並べて比較すると、確実に判断を誤ります。横浜で店を比べるときは、価格の前に「その表示に何が含まれているか」を確認することが、他のどのエリアよりも重要です。

キャンペーン価格と割引率の読み方

もうひとつの横浜らしさが、キャンペーン表示の多さです。15社中5社が「通常価格◯円→キャンペーン価格◯円」の二重価格で表示しており、中には通常価格を示さず、割引率の大きさだけを前面に出す例もありました。

割引率は、元の価格が分からなければ意味を持ちません。「55%OFF」という表示を見たら、割引率ではなく「割引後にいくら支払うのか」「その価格はいつまで・どの条件で適用されるのか」に読み替えるのが安全です。また、今回の最安表示5,500円には土日祝+16,500円の加算があり、加算額が表示価格の3倍という構造でした。土日祝の加算は店によって0円〜22,000円と幅があり、しかも表示価格には含まれていません。「土日も同額」と明記していたのは、15社中2社だけでした。

横浜市開港記念会館のステンドグラス前でベールをなびかせて見つめ合う新郎新婦

差額約10万円の中身。「全部が隠れ追加料金」ではありません

表示平均約6.9万円と支払い平均16.6万〜19.2万円。この差額の約9.7万〜12.3万円と聞くと、「隠れた追加料金を取られている」と感じるかもしれません。それは正確ではありません。差額の多くは、おふたりが撮影を具体的に考えるほど「欲しくなるもの」の積み重ねです。

  • 上位プランの選択: 最安表示はカット数・時間・衣装を絞ったプランが多く、実際は1つ上のプランを選ぶケースが目立ちます
  • 衣装の2着目: 和装+洋装など、衣装を追加すると数万円単位で上がります
  • データ・アルバム: 最安表示に全データが含まれない場合、データやアルバムの追加が大きな差になります
  • 土日祝の加算: 前述のとおり0円〜22,000円。平日に動けないおふたりには、ほぼ確実に乗る金額です
  • ロケーション費用: スタジオ基準の表示価格に対して、大桟橋や三溪園などのロケーション撮影は別料金や申請料が加わる場合があります

どれも、選んだ本人が納得していれば問題のない項目です。問題は、入口の表示だけを見て「支払う額」だと思って比較してしまうこと。比較の物差しがズレたまま店を選ぶと、見積りをもらった段階で「話が違う」と感じることになります。

全国の相場や、総額でいくら掛かるのかの実例はフォトウェディングの費用相場の記事で詳しく解説しています。

表示価格の読み方:3つのチェックポイント

表示価格が安い店を避けるべき、という話ではありません。条件を読めば、安い表示が合理的な選択になることもあります。見るべきは次の3点です。

  1. 含まれるものを見る: 撮影料だけなのか、衣装・ヘアメイク・データまで含むのか。横浜は「撮影料のみ」から「全データ込み」まで幅が大きく、ここの確認が最重要です
  2. キャンペーンの条件を見る: 期間限定・組数限定・撮影時間やカット数の制限など、条件付きの価格かどうか。割引率ではなく、割引後の総額で判断します
  3. 加算の有無を見る: 土日祝・シーズン・衣装ランクアップなど、自分たちの希望を重ねたときに何が加算されるか

たとえば衣裳を自分で用意できるおふたりなら、衣裳を含まない表示の店が合理的な場合もあります。平日に撮影できるなら、平日基準の価格に加算型の店も選択肢です。逆に、土日しか動けない・衣装をじっくり選びたいおふたりは、加算の少ない総額表示の店のほうが、最終的な支払いを読みやすくなります。

横浜のロケーションや店の選び方の全体像は横浜の前撮り・フォトウェディングの選び方の記事にまとめています。

緑のアーチが続く横浜の公園の小道でたたずむウェディングドレスの新婦とタキシードの新郎

フォトジェリッシュの場合:59,400円という表示も「入口」です

同じ物差しを、私たち自身にも当てます。フォトジェリッシュ横浜店のピーチプラン(洋装)の「59,400円」という表示も、15社の中の1つの入口です。ピーチプランは、必要なものを絞って費用を抑えたい方向けのカスタマイズ型プランで、ここから内容を足していく設計になっています。

違いは、その先にあります。私たちはプラン表を総額で表示しています。たとえば横浜店のレギュラープランは、洋装ロケーションが182,600円(税込)、和装ロケーションが207,900円(税込)。洋装ロケーションは総額でこの金額——つまり、首都圏で実際に支払われたロケーション撮影の平均19.2万円を、総額表示のまま下回っています。「あとから上がる要素」を、この総額に最初から含めています。

  • 100着以上の衣装から、どれを選んでもグレードアップ料金がかからない
  • 土日に撮影しても、追加費用がない
  • 雨で延期になっても、追加費用がない

つまり、あれこれやっても、金額が変わらない。衣装を試着で迷いに迷っても、日程を土曜にしても、天気に泣かされても、最初の見積りがそのまま最後の請求になる設計です。上振れがあるとすれば、撮影地の入園料などの実費と、おふたりが自分で選んだオプションだけ。それも事前のお見積りで確定します。

前撮りの検討は、本来「どの衣装にしよう」「どこで撮ろう」を楽しむ時間です。その時間を、電卓を叩き直す時間にしないこと。私たちが総額表示にこだわる理由は、それだけです。プランの総額は横浜店のページでご確認ください。

よくある質問

この調査は信用できますか?

調査の限界も含めて開示しますので、判断材料にしてください。2026年9月2日にフォトジェリッシュが横浜15社の公式サイトを実査した自社調べで、当社自身も調査対象に含めています。当社を除いて計算しても平均は70,146円で、結論は変わりません。支払い額が首都圏区分の平均であることと調査時点の違いは、本文の調査方法の章に記載のとおりです。

差額の約10万円は、全部追加料金ですか?

いいえ。上位プランの選択、衣装の2着目、データやアルバムの追加、土日祝の加算など、おふたりが納得して選んだ結果を含んだ差です。すべてが「隠れた請求」ではありません。

表示価格が安い店は避けるべきですか?

いいえ。表示に含まれるものと加算の条件を読めば、合理的な選択になることがあります。たとえば衣裳を自分で用意できる方や、平日に撮影できる方なら、絞った表示価格の店が合う場合もあります。

フォトジェリッシュの「59,400円」も入口の表示では?

はい、ピーチプラン(洋装)の入口表示です。違いは、レギュラープランを総額で表示していることと、衣装のグレードアップや土日・延期による追加費用がないことです。上振れは撮影地の実費と選んだオプションだけで、事前のお見積りで確定します。

あれこれやっても、変わらない金額で。

衣装を選び直しても、土曜にしても、雨で延期しても、最初の見積りのまま。横浜の前撮りの「本当の総額」は、LINEでお気軽にご確認ください。

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この調査のシリーズ(表示価格と支払い総額の差・フォトジェリッシュ調べ): 北陸版/横浜版(本記事)/軽井沢版伊豆版

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