2本の和傘と、弟くんと|六所神社で3歳の七五三|大磯の撮影レポート

朱色の和傘を差して六所神社の参道を奥へ歩く、被布姿の3歳の女の子の後ろ姿(七五三)

10月のよく晴れた日、六所神社で3歳の女の子の七五三を撮影しました。クリーム色の被布に、桜と菊の着物。この日いちばんの相棒になったのは、朱色と白、2本の和傘でした。同じ子が同じ衣装で持ったのに、傘の色が変わるだけで写真の表情がまるごと変わる——弟くんとのやりとりも含めて、その一日を写真とともにお届けします。

目次

朱と白、2本の和傘を持った日

2024年10月13日、神奈川県大磯町の六所神社。相模國の総社として知られる神社で、3歳の女の子の七五三出張撮影をご一緒しました。この日は朝から晴天で、境内の木漏れ日が石畳にくっきりと影を落とすほど。白い和傘を差して立った一枚は、傘が光をやわらげて、顔にまで淡い明るさがまわりました。

六所神社の参道で白い和傘を差し、被布姿で立つ3歳の女の子の七五三出張撮影(神奈川県大磯町)
白い和傘を高く持って、社殿のほうを見上げて。
撮影概要
撮影日
2024年10月13日(晴天)
撮影場所
六所神社(神奈川県大磯町)
主役
3歳の女の子(弟さんもご一緒に)
衣装
クリーム色の被布+桜と菊のぼかし着物

石段の上から、朱の和傘へ

はじまりは石段の上。両手を広げて、大人に手を取ってもらいながら一段ずつ降りてきます。そのあと手渡したのが、桜の柄が散った朱色の和傘でした。朱は境内の色でもあります。欄干、幟、鳥居——同じ色をひとつ手に持つだけで、後ろ姿がもう「その神社の写真」になる。参道を奥へ歩いていく背中は、こちらが何も言わないうちに絵になっていました。

横にスワイプして見る

六所神社の石段の上で両手を広げ、手を取られて降りてくる被布姿の3歳の女の子の七五三撮影
石段の上で、両手を広げていざ出発。
朱色の和傘を差して六所神社の参道を奥へ歩く、被布姿の3歳の女の子の後ろ姿(七五三)
朱の和傘をさして、参道の奥へ。振り向かない背中がいい。
六所神社の社殿を背に、朱色の和傘を高く掲げて見上げる被布姿の3歳の女の子の七五三撮影
社殿を背に、傘を高く。持ち手のほうが背筋を伸ばしてくれる。

そして白い和傘。こちらは光を通すので、傘の内側が大きなレフ板のようになります。朱がその子を「主役に押し上げる」色だとしたら、白は「そのままの顔をよく見せる」色。1本目と2本目のあいだにあるのは、たったそれだけの違いなのですが、アルバムに並べたときの印象はずいぶん変わります。和傘は当社でご用意している小物なので、迷ったら両方お持ちして、その日の光を見てから決めるのがいちばんです。

傘を置くと、また別の顔になる

小物は持たせっぱなしにしないほうがいい、というのが3歳の撮影で覚えたことです。傘をいったん預かると、手が自由になった分だけ、その子は勝手に何かを見つけて動きはじめます。池にかかる朱塗りの橋のたもとでは、欄干の向こうをのぞきこんだり、しゃがんで白いロープを両手で握ってみたり。こちらは追いかけてシャッターを切るだけでした。

朱塗りの欄干と池を背に立つ、被布姿の3歳の女の子の横顔(六所神社の七五三出張撮影)
朱の欄干の向こうを、そっとのぞきこんで。
六所神社の橋の上でしゃがみ、白いロープを両手で持つ被布姿の3歳の女の子の七五三撮影
白いロープを両手で持って、しゃがみこんで。
池のほとりで大きく笑う、クリーム色の被布姿の3歳の女の子の七五三出張撮影(六所神社)
何かがおかしくて、思わずの大笑い。

弟と、ふたりだけの境内

この日は弟くんも一緒でした。ラベンダー色のTシャツにデニムのオーバーオール、堂々の洋装です。和装で揃えなくても、きょうだいが並ぶだけで写真は成立します。むしろ被布の淡い色と、デニムの濃い青の対比がきれいでした。社殿のそばでは弟くんが何かを見つけて指をさし、お姉ちゃんがその先を追いかける。奉納箱の脇では、二人で向かい合ってしばらく何かを話していました。大人が入っていない、ふたりだけの時間です。

六所神社の境内で弟と並び、大きな木を指さす男の子と被布姿の3歳の女の子の七五三撮影
「あれ、なあに」。弟の指の先を、いっしょに追いかけて。
六所神社の奉納箱の脇で弟と向き合って笑う、被布姿の3歳の女の子の七五三出張撮影
奉納箱の脇で、ふたりだけのやりとり。

お菓子の袋を開ける時間も、この日の一部

3歳の撮影で本当に大事なのは、実はここです。休憩とご機嫌取りの時間を、はじめからスケジュールに入れておくこと。白いテーブルに座ってお菓子の袋と真剣勝負しているところや、赤い布を掛けた縁台に腰かけて足を投げ出しているところ。演出はひとつもしていません。でも、あとから見返すと「この日この子はこうだった」がいちばん残っているのは、こういうカットだったりします。

白いテーブルでお菓子の袋を開けようとする、被布姿の3歳の女の子(六所神社の七五三撮影の休憩中)
撮影の合間に、お菓子の袋と真剣勝負。
赤い布を掛けた縁台に腰かけ、足を投げ出して休む被布姿の3歳の女の子(六所神社の七五三)
赤い縁台に腰かけて、足はぶらぶら。

七五三の衣装レンタル・着付けについて(3歳の被布)

この日の衣装は、白から淡いピンクへぼかした地に、菊・桜・鞠を水色や紫を交えて散らした着物。その上に、衿に桜柄の入ったクリーム色(生成り)の被布を重ねました。胸元には淡いピンクの縮緬の花飾りがふたつ。髪はショートボブに前髪ぱっつんのまま、右サイドにピンクの小花飾りだけを添えています。3歳は結い上げなくても十分に似合うので、その子の髪をいかす形をおすすめすることが多いです。小物は赤い縮緬の巾着と白い厚底の草履。この赤が、朱の和傘とよく響き合いました。フォトジェリッシュでは衣装レンタル・着付け・ヘアセットまでご用意しているので、手ぶらでお越しいただけます。

フォトグラファーより

小物は「持たせる」より「渡してみる」もの、といつも思っています。朱の和傘を渡したときは背筋がすっと伸び、白に持ち替えたときは表情がゆるみ、預かったときはいちばんよく笑いました。3歳のご機嫌は移ろいますが、移ろうこと自体が写真になります。この日いちばん好きなカットは、実はお菓子の袋と格闘している一枚です。

この撮影が叶うプラン

衣装・着付け・ヘアセット・撮影・和傘などの小物まで含めてご案内します。六所神社での七五三は横浜店・金沢店とは料金体系が異なる独立プランのため、内容と金額は専用のご案内にまとめています。ご予約前のお見積もりで総額を確定しますので、内容とご予約の流れは下のページでご確認ください。

ぜんぶ込み・追加料金なし
  • 衣装レンタル
  • 着付け
  • ヘアセット
  • 撮影データ
  • 和傘などの小物
  • おでかけ撮影

撮影場所:六所神社について

六所神社は神奈川県大磯町にある、相模國の総社。境内には池にかかる朱塗りの橋があり、社殿へ向かう石段や大きな御神木など、短い距離のなかに表情の違う場所がそろっています。お支度から撮影、ご祈祷までを境内で続けていただけるので、小さなお子さまでも移動の負担が少ないのがありがたいところです(会食は境内の外になります)。撮影は届出制で、当社が手続きを承ります。

撮影スポットとしての六所神社
所在地
神奈川県中郡大磯町国府本郷935
アクセス
JR二宮駅よりバス約10分「国府新宿」下車 徒歩約5分
見どころ
池にかかる朱塗りの橋、社殿へ続く石段、御神木の大木
撮影
届出制(当社が手続きを代行します)

七五三の撮影、お気軽にご相談ください
お電話でのご相談は、LINEの通話機能から承ります

七五三の前撮り よくある質問

和傘は借りられますか?色は選べますか?

和傘は当社でご用意している小物のひとつで、追加料金はいただきません。この日は朱色と白の2本をお持ちしました。ご希望の色があれば事前にお知らせいただければ調整しますが、当日の光や衣装の色を見てから決めていただくこともできます。

朱色と白の和傘では、写真はどう変わりますか?

朱色は境内の欄干や幟と同じ色なので、その神社らしさが写真に強く出ます。白は光を通すため顔まわりが明るくなり、表情がやわらかく写ります。同じお子さま・同じ衣装でも印象が変わるので、アルバムに変化をつけたいときは2本使いがおすすめです。

下のきょうだいも一緒に写れますか?衣装は必要ですか?

もちろんご一緒に写れます。衣装をそろえる必要もありません。この日の弟さんはTシャツにオーバーオールの普段着でしたが、和装との色の対比がきれいで、いい一枚になりました。

3歳が途中でぐずってしまいそうで心配です

ぐずる前提で組んでいますのでご安心ください。休憩の時間をあらかじめ確保し、飲みものやおやつもお持ちいただいてかまいません。休んでいる時間も撮影の一部として、自然な表情をお撮りしています。

六所神社で出張撮影はできますか?

六所神社での撮影は届出制で、当社が手続きを承ります。お支度から撮影、ご祈祷まで境内で続けていただけます。ご案内の詳細は六所神社の七五三ページをご覧ください。

あわせて読みたい七五三ガイド

目次