支度から参拝まで、境内で完結した七五三|六所神社・3歳|大磯の撮影レポート

六所神社の社殿を背に並ぶ家族4人、被布姿の3歳の女の子の七五三記念写真(神奈川県大磯町)

2024年12月1日、相模國総社・六所神社(神奈川県大磯町)。3歳の女の子の七五三を撮影しました。この日いちばん驚いたのは、朝から夕方まで、ご家族が車に乗らなかったことです。お支度部屋を出たらそこが参道で、参道を歩けば石段があって、石段をのぼれば拝殿がある。移動という移動のないまま、一日がそのまま進んでいきました。

目次

はじまりは、土間に並んだ草履二足でした

その日、最初にシャッターを切ったのは、人ではなく履き物でした。境内のお支度部屋、上がりかまちの下の黒い土間に、大人の白い草履と、赤地に花柄の小さな草履が、きちんと二足そろえて置かれていたのです。大きさの差が、そのままこの日の主役を教えてくれました。この二足を履いたら、あとはもう歩き出すだけ。着物を着てから車に乗る、という工程がまるごとない一日の、静かなスタートラインでした。

六所神社の支度部屋の土間に並ぶ白い草履と赤い花柄の草履、3歳の七五三撮影(神奈川県大磯町)
大きいのと、小さいのと。今日の主役は、すぐにわかりました。
撮影概要
撮影日
2024年12月1日(快晴・初冬)
撮影場所
六所神社(神奈川県大磯町)
主役
3歳の女の子(お兄ちゃん・ご両親と4人)
衣装
白の被布コート+ピンク〜赤地の菊・桜柄の着物

参道のはじまりは、だっこでした

草履を履いて外に出れば、そこはもう参道です。玄関からロケ地までの距離が、歩いて数十歩。その短さのおかげで、3歳の女の子は「着いたときにはもうくたびれている」ということがありませんでした。とはいえ、慣れない履き物で歩くのはやっぱり大変で、最初のうちはパパの腕、ママの腕を行ったり来たり。だっこされたまま参道を進むあいだに、少しずつ表情がほどけていきました。白い被布コートの胸元には赤とオレンジの花飾りと赤い房、下は淡いピンクから赤へ移る地色に、菊と桜と鹿の子絞り風の模様。ツインのおだんごには、つまみ細工の髪飾りが揺れています。

グレンチェックのジャケットに蝶ネクタイのお兄ちゃんは、妹より少し先に緊張がとけたようで、カメラを向けるたびに歯を見せて笑ってくれました。低い十二月の日差しが、参道の石畳に長い影を落としていました。

横にスワイプして見る

参道で父に抱かれた被布姿の3歳の女の子とグレンチェックの兄、六所神社の七五三(大磯)
ピンクの巾着をぶらさげて、パパの腕から参道デビュー。
淡いピンクの訪問着の母に抱かれた被布姿の3歳の女の子、六所神社の参道での七五三撮影(大磯)
ママの訪問着とおそろいのような、淡いピンク。
参道で父と並んでしゃがむ被布姿の3歳の女の子と兄、六所神社の七五三撮影(大磯)
パパがしゃがめば、3歳の背丈にちょうどいい。

石段をのぼって、そのまま手を合わせる

参道のつきあたりには、拝殿へつづく石段があります。ふつうの七五三なら、ここで一度スタジオを出て車に乗り、神社に着き直して、あらためて撮影して……という順番になりがちです。この日はちがいました。撮影の続きのまま、四人が並んで石段をのぼっていきます。カメラは後ろから、その背中を追いかけるだけ。ママの帯、女の子の被布、お兄ちゃんの半ズボン、パパのスーツ。四つの背中が段差を一段ずつ越えていくところに、大きなしめ縄が近づいてきます。

のぼりきったところで、四人が横に並びました。女の子も、教わったとおりに小さな手のひらをきゅっと合わせます。目をぎゅっとつぶった顔が、なんとも真剣でした。着物のまま車に乗らなかったので、この瞬間まで衿も裾も朝のまま。着崩れを直す時間が要らないぶん、いちばんいい表情のところにカメラを置いていられました。

六所神社の拝殿へ続く石段を上る家族4人の後ろ姿、被布姿の3歳の女の子の七五三(大磯)
大きなしめ縄の下へ、四つの背中が一段ずつ。
六所神社の拝殿前で手を合わせて参拝する家族4人と被布姿の3歳の女の子(大磯・七五三)
いちばん小さな手のひらが、いちばん真剣でした。

記念の一枚も、振り返ればすぐそこで

お参りを終えて石段を下りると、そこには「祝七五三詣 相模國総社 六所神社」と書かれた大きな看板が出ていました。この時期だけの、その神社の名前が入った記念スポットです。脇にはピンクと白の菊の鉢。看板の後ろに四人で腰かけてもらって、一枚。「今日、ここに来たんだよ」ということが、何も説明しなくても伝わる写真になりました。

そこから数歩の場所には、境内に置かれた赤い和傘があります。手渡してみたら、それまで少し眠そうだった女の子の背筋が、すっと伸びました。掲げたり、傾けたり。おもちゃではないのに、しっかり自分のものにしていました。ママが声をかけると、こらえきれずに笑い声。撮りたい場所と撮りたい表情が、どちらも同じ場所にそろっているのは、境内でぜんぶ進む一日ならではです。

祝七五三詣 相模國総社 六所神社の看板の後ろに座る家族4人、被布姿の3歳の女の子(大磯)
「祝七五三詣」の看板と、菊の鉢と、四人。
赤い和傘を高く掲げた白い被布コート姿の3歳の女の子の全身、六所神社の七五三撮影(大磯)
傘を持ったとたん、ちょっと得意そうな顔になりました。
赤い和傘の下で訪問着の母と一緒に笑う被布姿の3歳の女の子、六所神社の七五三(大磯)
ママの一言で、この日いちばんの笑い声。

千歳袋を受け取って、縁台でひと休み

授与所でいただいたのは、「六所神社 千歳袋」と書かれた細長い紙袋。兄妹がひとつずつ持って並んだら、袋の丈が女の子の胴くらいあって、それがまた愛おしい構図になりました。持ち帰るものをその場で受け取って、そのまま写真に残せる。これも、移動がない一日のおまけです。

ひと通り撮り終えたら、参道脇の赤い布を掛けた縁台に、兄妹そろって腰かけました。草履はもう脱ぎ捨てて、砂利の上に転がっています。細長いお菓子を一本ずつ、口に運びながらのひと休み。少し離れた池をのぞくと、錦鯉がゆっくりと回っていて、お兄ちゃんはしばらくそこから動きませんでした。待ち時間ではなく、ただの休憩時間。次の場所へ急ぐ必要がないから、こういう時間がまるごと写真になります。

六所神社の千歳袋を持って参道に並ぶ被布姿の3歳の女の子と兄、七五三(大磯)
「千歳袋」を、ふたりでひとつずつ。丈は胴くらい。
赤い布の縁台に腰かけてお菓子を口にする被布姿の3歳の女の子と兄、六所神社の七五三(大磯)
草履はぬぎっぱなし。これも今日の記録です。
六所神社の境内の池で錦鯉をのぞきこむ兄と、そばに立つ訪問着の母(大磯・七五三)
錦鯉の池の前から、しばらく動きませんでした。
テーブルについてカップを手に笑う被布姿の3歳の女の子、七五三の一日の締めくくり(大磯・六所神社)
指を一本立てて、なにかを報告してくれました。

七五三の衣装レンタル・着付けについて(3歳の被布)

3歳の七五三は、着物の上に袖のない上着(被布コート)を重ねる装いです。帯を締めないぶん体がらくで、はじめての和装でも負担が少ないのが特徴。今回は、白い被布コートに赤・オレンジ・ピンクの花飾りと赤い房、下はピンクから赤へうつる地色に菊と桜をあしらった一式でした。髪はツインのおだんごに、つまみ細工の髪飾り。手にはおそろいのピンクの巾着です。

六所神社での七五三は、衣装も小物も境内でご用意しています。着付けとヘアセットも境内の出張所で行うので、当日は手ぶらでお越しいただけます。着物のまま車に乗る工程がないので、着崩れの心配が要らないのもこのスタイルの利点です。お手持ちのお着物をお持ち込みいただくこともできます。衣装の選び方は、下のガイドでまとめています。

フォトグラファーより

3歳の撮影でいちばん敵になるのは、実は「移動」です。着替えて、車に乗って、降りて、また整えて——それだけで小さな体力はかなり削られます。この日は支度部屋から参道、石段、拝殿、縁台まで、ぜんぶ歩いて数分の範囲にありました。だから私は、急がせる言葉をひとつも使わずにすみました。眠そうな顔も、和傘を持って急にしゃんとした顔も、縁台でだらんとした顔も、全部そのまま置いておける。そういう一日でした。

この撮影が叶うプラン

六所神社の七五三は、境内の出張所でのお支度から、境内での撮影、そのままのお参り・ご祈祷まで、一つの境内で完結するプランです。横浜店・金沢店のオールインクルーシブプランとは料金体系が異なる独立プランのため、内容と金額は六所神社専用のページにまとめています。ご予約前のお見積もりで総額を確定し、当日に私たちの都合で金額が増えることはありません。

六所神社・境内完結スタイル
  • 境内でお支度
  • 着付け・ヘアセット
  • 衣装レンタル
  • 境内で撮影
  • そのままご祈祷へ
  • 移動ゼロ・手ぶらでOK

撮影場所:六所神社について

六所神社は、相模国の総社として千年以上の歴史をもつ古社。湘南・大磯の緑に囲まれた境内は、参道から拝殿までの距離が短く、小さなお子さまやご高齢のご家族にも歩きやすいつくりです。撮影のあと、そのまま歩いてご祈祷に向かえるのがこの神社の大きな利点。今回のように、支度・撮影・参拝までを一つの境内でおさめられます。なお会食は境内の外の会場になります。

秋から初冬にかけては、境内に赤い和傘と縁台が出て、黄葉した木や菊の鉢が並びます。12月1日のこの日も、低い日差しが石畳に長い影をつくっていて、写真がやわらかく締まりました。

撮影スポットとしての六所神社
所在地
神奈川県中郡大磯町国府本郷935
アクセス
JR「二宮駅」よりバス約10分「国府新宿」下車、徒歩5分
見どころ
拝殿へつづく石段と大しめ縄/秋〜初冬の和傘と縁台/錦鯉の池/七五三シーズンの記念看板
撮影
支度・撮影・お参りまで境内で完結(当社が手続きを承ります)

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七五三の前撮り よくある質問

お支度から参拝まで、本当に移動なしで進みますか?

はい。六所神社の七五三は、境内の出張所での着付け・ヘアセットから、境内での撮影、そのままのお参り・ご祈祷まで、歩いて数分の範囲で進みます。着物を着てから車に乗る工程がないので、着崩れやお子さまの疲れを心配せずにすみます。

3歳でも、一日ぐずらずにもちますか?

所要はおおむね半日で、そのうち歩く距離はごくわずかです。今回も、参道でだっこになった時間はありましたが、境内に縁台や池があるので、その場でひと休みしながら進められました。お子さまのご機嫌に合わせて、お支度や撮影の時間が前後することもあります。

3歳の被布はどんな衣装ですか?

着物の上に袖のない上着(被布コート)を重ねる、3歳ならではの装いです。帯を締めないので体がらくで、はじめての和装にも向いています。衣装も小物も境内でご用意しますが、お手持ちのお着物をお持ち込みいただくこともできます。

きょうだいやご両親も一緒に写れますか?

はい。今回もお兄ちゃんとご両親を含めた4人でのカットをたくさんお撮りしました。境内は移動が少ないので、祖父母をお招きした三世代でのお参り・記念撮影にも向いています。

六所神社プランの料金は、横浜・金沢と同じですか?

いいえ。六所神社プランは、横浜店・金沢店のオールインクルーシブプランとは料金体系が異なる独立プランです。衣装レンタル・お支度・撮影プランの組み合わせで決まりますので、詳しい金額は六所神社の七五三ページでご確認ください。

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