6月中旬、あじさいが満開の川崎大師で、5歳の男の子と3歳の女の子――ごきょうだいの七五三を撮影しました。お兄ちゃんはグレーの市松柄の羽織袴、妹さんは桜柄の被布に日本髪風の結い上げ。梅雨の白い空はやわらかい光になって、ふたりの顔にちょうどいい明るさをくれました。11月の本番より半年ちかく早い、「あじさいの季節の前撮り」という一日のお話です。
11月ではなく、あじさいの6月に撮るという選択
2024年6月17日、神奈川県川崎市の川崎大師(平間寺)。七五三といえば11月ですが、この日のご家族が選んだのは梅雨のまっただなかでした。理由はとてもシンプルで、「混んでいない日に、ゆっくり撮りたかったから」。境内はふだんの参拝の方がちらほら歩くくらいで、順番待ちも人よけもほとんどありません。そして何より、参道わきのあじさいが、ちょうど満開でした。
梅雨の空は白く曇っていて、直射日光がありません。カメラにとってこれは、かなりありがたい光です。顔に濃い影が落ちず、目もとが暗くならず、着物の柄の色もそのまま出る。11月の高い秋晴れも気持ちがいいけれど、6月の曇り空には曇り空の得意技があるのだと、この日あらためて思いました。

- 撮影日
- 2024年6月中旬(あじさい満開)
- 撮影場所
- 川崎大師(神奈川県川崎市川崎区)
- 主役
- 5歳の男の子と3歳の女の子(ごきょうだい)
- 衣装
- 5歳=グレーの市松柄の羽織袴/3歳=桜柄の被布
支度をして、ベビーカーでとうちゃく
大山門をくぐると、右手に八角五重塔。金色の相輪が白い空にすっと伸びていて、この日の光のやわらかさがそのまま写ります。そんな塔のわきを、妹さんはベビーカーで到着しました。着付けもヘアセットも終わって、髪飾りまでつけて――そのままぐっすり眠っています。3歳の一日は、大人が思っているよりずっと忙しい。起きるまで、待つ時間もまた撮影のうちです。
目が覚めたら、お母さまがリップをひとぬり。「はい、お口あーん」。この、はじまる前のちいさなやりとりが、じつは一日でいちばん好きな時間だったりします。
横にスワイプして見る



大本堂の前で、家族4人そろって
川崎大師の大本堂は、大きな屋根がゆるやかに反り上がった堂々としたお堂です。その正面に、濃紺のスーツのお父さま、クリーム地の訪問着のお母さま、羽織袴のお兄ちゃん、被布の妹さん。4人ならぶと、いつもの家族の並び順がそのまま出てきて、なんだかおかしくて、少し笑ってしまいました。
記念のカットが撮れたあと、お兄ちゃんは大香炉に一直線。背伸びしてふちに手をかけ、中をのぞき込んでいます。5歳は、じっとしていられる時間が少しだけ伸びる年齢。そのぶん「気になったものへ自分から近づいていく」姿が撮れるようになります。妹さんは妹さんで、鈴のついた髪飾りが気になってしかたない様子でした。



あじさいに、顔を寄せて
この日いちばんの「6月らしさ」は、やっぱりあじさいでした。青むらさきの大きな花が、まるく重たそうに垂れていて、5歳の背丈からするとちょうど顔の高さ。お兄ちゃんは何も言わないうちに、すーっと顔を寄せて、においをかぐような顔をしました。あじさいはほとんど香らないのですが、そういうことは、やってみないとわかりません。
妹さんは花の隣に立って、歯を見せて笑いました。赤い被布と青いあじさいは、色としてはかなり強い取り合わせなのに、曇り空のやわらかい光があいだに入ると、不思議とすんなり収まります。そのあとお兄ちゃんは足もとの小さな草花を見つけて、得意げに見せにきてくれました。桜でも紅葉でもない、6月にしか撮れない一枚です。



朱の橋を渡って、きょうだいふたり
境内の朱塗りの太鼓橋は、ゆるやかに反った短い橋です。ふたりが並んで渡っていく後ろ姿は、この日いちばん「きょうだいらしい」一枚になりました。お兄ちゃんが片手をひろげて、妹さんがそれを追いかけるように歩く。前を向いた写真だけでは残らない関係が、背中にはちゃんと写ります。
橋の途中で、妹さんは欄干のすきまにつかまって下をのぞき込みました。白い巾着を持ったまま、しばらくじっと動きません。そのあと、いきなり袖をぱっと広げて大きな声で笑う。3歳は、静と動の切り替えがものすごく速い。だからこそ、追いかけ甲斐があります。



七五三の衣装レンタル・着付けについて(5歳の羽織袴と3歳の被布)
この日のお兄ちゃんは、グレーの市松柄に白抜きの丸紋が入った羽織と、金茶の地紋入りの袴。白い羽織紐の房が歩くたびに揺れて、5歳の羽織袴らしい凛々しさがありました。妹さんは、クリーム地に桜と小花をあしらった着物に、濃いピンクの桜柄の被布を重ねて。胸もとには赤白の菊型の被布飾り、髪は日本髪風に結い上げて、赤い縮緬の花飾りと鈴のついた下がり飾りを添えています。
フォトジェリッシュでは、3歳の被布・5歳の羽織袴・7歳の四つ身まで衣装をご用意しています。着付けもヘアセットも撮影データも込みなので、当日は手ぶらでお越しいただけます。ごきょうだいの同時撮影も承っています(追加料金は料金ページをご覧ください)。衣装は事前にお選びいただけるので、「兄と妹で色を合わせたい」「同系色でそろえたい」といったご相談もどうぞ。
6月の曇り空は、写真にとってはとても優秀な傘のようなものです。影が出ないので、日なた日かげを気にせず、お子さまが行きたいほうへついていける。この日も「ここに立って」とお願いした時間より、あじさいや香炉に自分から近づいていく時間のほうがずっと長くなりました。ごきょうだい撮影は、ふたりを同時に見ようとすると必ずどちらかを逃します。だから片方に寄って、もう片方が動くのを待つ。太鼓橋の後ろ姿は、そうやって待っていたら向こうから来てくれた一枚です。
この撮影が叶うプラン
衣装・着付け・ヘアセット・撮影・おでかけまで、ぜんぶ込みで追加料金なし。お参り先への届出などの手続きも、わかる範囲でおまかせいただけます。下の金額は、5歳の男の子を主役にした場合のものです。
- 衣装レンタル
- 着付け
- ヘアセット
- 撮影データ
- お参り先への届出
- おでかけ撮影
撮影場所:川崎大師について
川崎大師は、正式には金剛山金乗院平間寺という真言宗のお寺です。「厄除けのお大師さま」として親しまれ、初詣の人出でも知られています。神社ではなくお寺なので、参道も大山門も大本堂も、朱と黒がきりっと効いた独特の景色。境内には八角五重塔や大香炉、朱塗りの太鼓橋があり、被写体になる場所が近い距離にまとまっているのも、小さなお子さま連れにはありがたいところです。あじさいは6月中旬ごろに見頃を迎えます(年によって前後します)。
- 所在地
- 神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
- アクセス
- 京急大師線「川崎大師駅」から徒歩約8分
- 見どころ
- 大山門・大本堂・八角五重塔・大香炉・朱塗りの太鼓橋。6月中旬はあじさい
- 撮影
- フォトジェリッシュは川崎大師での七五三撮影の実績があります。撮影の可否や手続きは時期・行事によって変わるため、はじめてのご依頼時は事前に確認したうえでご案内します
七五三の撮影、お気軽にご相談ください
お電話でのご相談は、LINEの通話機能から承ります
七五三の前撮り よくある質問
6月に七五三の前撮りをしても大丈夫ですか?
はい、この日のご家族も6月中旬に前撮りをされました。梅雨の曇り空は光がやわらかく、顔に濃い影が出にくいので、撮影にはむしろ向いています。11月の混雑や真夏の暑さを避けたい方にもおすすめしやすい時期です。
川崎大師のあじさいはいつごろ見頃ですか?
この日(6月中旬)は境内のあじさいが満開でした。見頃は年によって前後しますので、あじさいと一緒に撮りたい場合は、6月前半のうちにご相談いただけると日程を合わせやすくなります。
5歳と3歳、ごきょうだい一緒に撮影できますか?
はい、承っています。この日も5歳の羽織袴と3歳の被布を同じ日にお支度して、ふたり一緒に撮影しました。衣装の色合わせも事前にご相談いただけます。同時撮影の追加料金は料金ページをご覧ください。
川崎大師で出張撮影はできますか?
フォトジェリッシュは川崎大師での七五三撮影の実績があります。ただし撮影の可否や手続きは時期・行事によって変わるため、はじめてのご依頼のときは事前に確認したうえでご案内しています。まずはご希望日をお知らせください。
梅雨どきの撮影で、雨が心配です。
お天気が気になる時期ですので、日程のご相談は早めにいただけると安心です。当日の空模様や日程の調整については、LINEでご相談を承っています。
あわせて読みたい七五三ガイド



