こんにちはフォトグラファーDAIです。今回のレポートは国際結婚をされたお二人のお話。日本人同士のように、書類を役所に届けるだけではないのが国際結婚の手間がかかるところなのですが、パートナーが難民申請中という、日本では稀な例に遭遇しました。
「結婚証明書を作成してくれるフォトスタジオを探しています」
フォトウェディング、前撮りのポータルサイトから「結婚証明書を作成してくれるフォトスタジオを探しています」というご連絡をいただいたのは2024年1月。なんで結婚証明書が必要なのか気になったので、お電話で詳しくお伺いしてみることに。スタッフ一同で「え?結婚証明書?そんな演出にこだわる感じのお客様なのかなー」なんて話をしていたのですが、お二人にとってはかなり重要なアイテムだったのです。
お問い合わせいただいたのは新婦様。電話でもお名前もごく一般的な日本の方。ところが、新郎様がアフリカのコンゴの方で、難民申請中だったのです。Googleなどで「難民 結婚 ビザ」と検索するとかなり難易度が高いビザ取得だということがわかります。フォトジェリッシュとして、お二人にできることが全力でこのサポートをして差し上げることくらいですので、もちろん、結婚証明書の発行は快諾しました。
結婚証明書とは
「結婚証明書」とは、本来は結婚をした二人が結婚式で署名し、二人の結婚を証明するためのアイテムです。日本の結婚式では「演出」の要素が大きく法的な効力もないのですが、海外では公的書類として扱われる国もあるそうです。

そもそも難民ってなに?日本に難民はいるの?
個人的に難民と呼ばれる方とはあまり接点がなかったので、その部分の知識は少なかったのだけれど、難民の定義について調べてみました。
1950年UNHCR事務所規程において、1951年難民条約、1967年難民議定書において、「難民」は、「人種、宗教、国籍、政治的意見または特定の社会集団に属するという理由で、自国にいると迫害を受けるおそれがあるために他国に逃れ、国際的保護を必要とする人々」と定義されています(厳密な定義は難民条約の第1条A(2)を参照)。
私たちが住み暮らすこの日本という国は、難民が極めて少なく、2017年をピークに下がっていて、2022年には、3,772人が難民申請を行ったが、認定されたのはたったの202人。10.143人が一次審査・審査請求を行ったが、不認定となって、 認定数は過去最多を記録しています。
日本人と結婚するとビザは取得できるのか?日本に住めるのか?
日本は2018年1月15日から難民申請を厳格化しました。世界各国の先進国のなかでもぶっちぎり難民の数が少ないのに、さらに認定を厳格化したのだろうと思ったのですが、その理由は出稼ぎ目的の偽装難民が増えたということでした。
さきにも記述のとおり、難民とは「迫害のおそれがある人」を保護することが難民申請の制度であって、それを悪用して日本に稼ぎにくる人が多くなったのが理由だそうです。世の中には悪いことを考える人も多くいるものですね。
そんな悪い人たちのせいで、真面目に結婚をして在留しようとしている今回のカップルたちは、高いハードルを越えなければならない状況になってしまっています。これは社会課題でもあります。
本題に戻ります。
戸籍上結婚したからといって、簡単に配偶者ビザを取得できるものでもないらしい。入国管理局から「本当に結婚したのか」「偽装結婚ではないのか」という疑いを掛けられ、それらを晴らすため、結婚した写真や結婚証明書を提出することがエビデンス(証拠)として証明できるようです。ここで初めて結婚証明書が効果を発揮するのですね。
今回のお二人はとっても仲良しのご夫婦。神戸からパパとママ、お友達たちも駆けつけました
ご新婦様のお父さんとお母さん、そしてお友達も2名、さらにはご新郎様のお友達も1名いらっしゃった、7名で大撮影会が始まりました。お父さんとお母さんに至っては、紋付袴に留袖までお召しになった、本格的なフォトウェディングになりました。

コンゴ出身の新郎様は口数は少ないシャイボーイ。日本語もまだ多く話すことができないですが、英語でのコミュニケーションはそれなりにできるらしい。フォトグラファーDAIは決して堪能でも流暢でもないけど、中学レベルの英語でコミュニケーションを図っていきます。もちろん、正座で座る習慣がない新郎様にとっては、短時間の正座ポーズも苦痛そのもの。
「OK, keep one hour, please」とジョークを言ったりして、スタジオが盛り上げながら撮影が進みます。


写真を撮られるのは大好きで、ソロカットもノリノリ
「Cool! You’re like a movie star!!」と褒めて上げて。建設関係の現場でお仕事をしているからか、しっかりとした体格で、紋付袴がすごくお似合いでした。日本の民族衣装ということもあって、刀を持たせると喜んでいただけるのが外国人で。七五三の撮影で使う刀を持たせたら嬉しそうでした笑
それにしても、海外の方が写真を自然に撮られるのは、やっぱり小さい時から撮られ慣れているからなのか。ポーズを指示しても、とても自然にキメてくれるから、とっても撮影がスムーズにできるのです。

みんなで結婚証明書に署名
無事に撮影が終了。「写真だけの結婚式」とも呼ばれている「フォトウェディング」ですから、終了してからいよいよ結婚証明書に署名を。駆けつけてくれた人たちには立会人としての署名をしていただきました。

Photographer : DAI
Hair Make : MIHO
洋装の衣装 :新婦 C-028 新郎 HK-001
ご利用料金基本プラン スタジオ和装プラン
オプション:結婚証明書、レンタル紋付袴(父)、レンタル留袖(母)、着付、ヘアメイクetc.
Total 224,400 円(税込)
ご相談・ご予約について
横浜でのフォトウェディング・前撮りのご相談、ご予約を承っています。 来店相談、オンライン相談、LINEでのご相談にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
