「結婚式はしない予定。それでも、白無垢や色打掛を着て、神社で結婚の写真は残したい」。そんなふうに考えているお二人は、実は少なくありません。
結論からお伝えすると、挙式をしなくても神社で和装のフォトウェディングはできます。ただし、神社は神様をお祀りする祭祀の場です。公園やスタジオのように自由に撮影できる場所ではなく、神社ごとのルールと事前の許可が欠かせません。
この記事では、神社への確認を重ねながら出張撮影を行ってきたフォトジェリッシュが、神社でフォトウェディング・和装前撮りを残す3つの方法、撮影許可の取り方、初穂料など費用の考え方、衣装選びまでを順番に整理します。
神社でフォトウェディングはできる?方法は大きく3つ
挙式をしないお二人でも、神社の許可を得れば、和装でのフォトウェディング・前撮りはできます。方法は大きく分けて次の3つです。
| 方法 | どんな形か | 向いているお二人 |
|---|---|---|
| ①神社ロケーション撮影 | 神社の許可を得て、境内で和装の撮影だけを行う | 費用と時間を抑えて、写真を中心に残したい |
| ②報告祭(結婚奉告祭)+撮影 | 神前式より簡素な儀式で神様に結婚を報告し、あわせて境内で撮影する | 挙式はしないけれど、けじめとなる儀式もほしい |
| ③神前式(挙式) | 神社で挙式を行い、親族などが参列する | 家族に花嫁姿を見せたい、式もきちんと挙げたい |
この記事の中心は①と②です。「写真は残したい。でも挙式までは考えていない」というお二人は、①の神社ロケーション撮影を軸に、節目の儀式もほしければ②の報告祭(結婚奉告祭)を組み合わせる、という順番で検討すると迷いにくくなります。

神社での撮影許可の取り方と確認しておきたいこと
神社での撮影は、社務所への事前確認から始まります。境内での記念撮影や、事業者による撮影を受け付けていない神社もあり、無断での婚礼撮影はマナー違反になるだけでなく、当日中止になる原因にもなるためです。
撮影の前に、まず参拝を
境内に入ったら、撮影より先に参拝を済ませるのがマナーです。神社は写真を撮るための施設ではなく、神様にお参りする場所だからです。私たちの撮影でも、お二人とご一緒に手水と参拝を済ませてから、カメラを構えるようにしています。
社務所に確認しておきたい6つの項目
電話または社務所で、次の項目を撮影日より前に確認しておくと、当日の行き違いを防げます。
- 境内で婚礼衣装での撮影ができるか
- 出張カメラマン(プロカメラマン)の同行・持ち込みができるか
- 申請の窓口と方法(電話・社務所・申込書など)
- 初穂料(撮影料)の有無と金額
- 撮影してよい場所と時間帯(本殿・拝殿の内部や、ご祈祷中の社殿は撮影不可が一般的です)
- 混雑する時期・行事のある日(七五三シーズンや大安の土日など)
断られやすい条件の傾向(出張撮影の経験則)
私たちは七五三などの記念日撮影を含む出張撮影で、横浜・川崎・湘南・東京・金沢エリアの神社に、ご祈祷中の撮影可否や申請窓口、境内での立ち回りといったルールを直接確認しながら撮影を行ってきました。その経験則でいうと、次のような条件は断られたり、制限が付いたりしやすい傾向があります。
- 事業者(商用)による撮影そのものを受け付けていない神社への依頼
- 例大祭など大きな行事や、七五三シーズンの土日と重なる日程
- 三脚・照明など大型機材の使用
- 境内での着替えやヘアメイク直し
- 参道や拝殿前など、参拝の妨げになる場所の長時間の占有
撮影実績のある神社であっても、受け入れの方針は時期によって変わることがあります。だからこそ私たちは、「以前撮れたから大丈夫」と思い込まず、初回のご案内では許可の要否からあらためて確認することを基本にしています。
神社フォトウェディングの費用|初穂料・撮影料の考え方
神社での撮影にかかる費用は、「神社に納めるお金(初穂料)」と「撮影・衣装にかかるお金」の2つに分けて考えると整理しやすくなります。
神社に納める初穂料(撮影料)の目安
撮影許可にかかる初穂料(撮影料)は、小規模な神社で5,000円〜1万円、中規模で1万〜3万円、大規模な神社で3万〜10万円ほどとされています(出典:ウェディングメディアyuen-wedding.com掲載記事の推定値)。実際の金額は神社の規模や考え方によって大きく異なり、初穂料が不要な神社もあれば、婚礼撮影自体を受け付けていない神社もあります。
③の神前式(挙式)まで行う場合の初穂料は、5万〜15万円ほどとされています(出典:和婚さくら掲載記事)。こちらも神社や規模により幅があります。②の報告祭(結婚奉告祭)については、私たちがご案内してきた範囲では、玉串料(初穂料)として2万〜3万円ほどをお納めするケースが多い印象です。いずれの金額も神社によって異なるため、申請の際に直接確認するのが正確です。
撮影・衣装にかかる費用の考え方
初穂料とは別に、カメラマンの撮影料、衣装のレンタル、着付け・ヘアメイク、現地までの移動などの費用がかかります。見積もりを比べるときは、「衣装のグレードアップで追加が出ないか」「土日料金や移動費が別建てになっていないか」まで見ておくと、総額のブレを防げます。
フォトジェリッシュのレギュラープランは、100着以上の衣装料金を一律プランに含むオールインクルーシブ型です。白無垢や色打掛を選んでもグレードアップ料金がかからず、移動・土日・延期による追加費用もないため、「気に入った衣装を選んだら総額が跳ね上がった」という事態を避けられます。
報告祭(結婚奉告祭)とは|挙式と撮影だけの間にある選択肢
報告祭(結婚奉告祭)とは、神前結婚式よりも簡素な形で、神様にお二人の結婚を報告する儀式です。「挙式ほど大げさにはしたくない。でも、写真だけでは少し物足りない」というお二人に合う、いわば第3の選択肢です。
参列はお二人だけでも、ご両親やごきょうだいだけでも珍しくありません。内容は神社によって異なりますが、おおむね次のような日本古来の儀礼で構成されます。
- お清めのお祓い
- 祝詞の奏上
- 玉串奉納
- お神酒の盃戴
神様への報告を済ませてから境内で撮影する流れにすると、写真にも「この日、この神社で結婚を報告した」という意味が加わります。結婚式の代わりとしてフォトウェディングを選ぶお二人にとって、気持ちの区切りになる時間です。
報告祭に対応している神社の例(神奈川県)
私たちがこれまでにお伺いできた範囲では、神奈川県内の次のような神社で結婚奉告祭のご案内がありました。受け入れの状況や内容は時期によって変わるため、最新の対応可否は各神社、または私たちにお尋ねください。
- 本牧神社(横浜市中区)
- 諏訪神社(横浜市中区)
- 伊勢山皇大神宮(横浜市中区)
- 箱根神社(足柄下郡箱根町)
- 冨岡八幡宮(横浜市金沢区)
- 寒川神社(高座郡寒川町)
- 前鳥神社(平塚市四之宮)
- 六所神社(中郡大磯町)
- 鎌倉宮(鎌倉市二階堂)
- 白旗神社(藤沢市藤沢)
- 平塚八幡宮(神奈川県平塚市)
カメラマンDAIそれぞれの神社の雰囲気や、どんな写真が撮れるかは、スタッフにお気軽にお尋ねくださいね
神社に映える衣装と季節の選び方|白無垢・色打掛・紋付袴
神社での撮影で選ばれることが多いのは、新婦の白無垢または色打掛と、新郎の紋付袴の組み合わせです。花嫁衣装は結婚の節目にしか着られない装いだからこそ、歴史ある社殿を背景に残す価値があります。
白無垢と綿帽子
白無垢の白には「純潔」「嫁いだ家の家風に染まる」という意味合いがあり、婚礼衣装として伝統的に用いられてきました。厳かで清らかな神社の空気と、よく調和する衣装です。
白無垢に合わせる綿帽子は、もともと真綿で作られた防寒具だったとされますが、いまでは白無垢姿の定番アイテムのひとつです。目元がふわりと隠れたときの奥ゆかしさが加わり、写真の印象が品よくまとまります。ヘアスタイルは日本髪に限らず、洋風のまとめ髪に綿帽子を合わせることもできます。
色打掛・思い出の振袖という選び方
華やかさで選ぶなら色打掛です。朱や金の色柄は、社殿の朱色や境内の緑を背景にした写真でひときわ映えます。
また、「思い出の振袖を着られませんか?」というご相談に、白無垢の下の色掛下としてコーディネートしたこともあります。振袖は独身の方の第一礼装で、結婚後は着る機会が少なくなる衣装です。成人式に仕立てたものや、お母様から受け継いだ一着を花嫁姿の一部として残す方法も、選択肢に入れてみてください。
和装の補正はドレスと逆
意外と知られていませんが、白無垢・色打掛の着付けでは、ドレスのように胸を高く見せるのではなく、体の凹凸を平らに整える方向で補正します。着物のラインがまっすぐ落ちることで、和装らしい端正な立ち姿になります。フォトジェリッシュでは、和装用の補正道具を豊富に用意しています。
季節と時間帯の選び方
桜や紅葉の時期は写真映えする一方で、参拝の方も多い季節です。とくに七五三シーズン(10〜11月)の土日は境内が混み合うため、平日や午前の早い時間帯を選ぶと落ち着いて撮影しやすくなります。新緑の初夏や、空気の澄む冬も、白無垢の白や色打掛の朱が引き立つ狙い目の季節です。



撮影前にはヘアメイクリハーサル(有料)もできます。衣装の試着は無料ですので、綿帽子や色掛下の組み合わせもぜひ試してみてくださいね!
横浜・金沢で神社フォトウェディングをするには
フォトジェリッシュは、横浜店と金沢店を拠点に、神社をロケーションとした出張型のフォトウェディング・和装前撮りに対応しています。横浜店は横浜・川崎・湘南・東京方面、金沢店は金沢・石川方面の神社への出張が中心です。
ご相談をいただいたら、ご希望のエリアや写真の雰囲気をうかがい、候補となる神社の撮影ルールの確認を私たちが代行します。申請窓口・初穂料・撮影できる範囲を確かめたうえで衣装を選び、当日は参拝からご一緒する流れです。神社とのやり取りに不慣れでも、そのまま進められます。
神社フォトウェディングのよくある質問
挙式をしなくても、神社で花嫁衣装の写真だけ撮ることはできますか?
できます。神社の許可を得たうえで、白無垢や色打掛での撮影だけを行う神社ロケーション撮影は、挙式をしないお二人の選択肢として定着しています。撮影の可否やルールは神社ごとに異なるため、社務所への事前確認から始めてください。
神社での撮影に申請や予約は必要ですか?
事前の申請・確認が基本です。社務所へ、婚礼衣装での撮影可否、カメラマン同行の可否、初穂料(撮影料)、撮影できる場所を確認します。無断での撮影はマナー違反になるだけでなく、当日撮影を断られる原因にもなります。
神社での撮影にかかる初穂料(撮影料)はいくらぐらいですか?
小規模な神社で5,000円〜1万円、大きな神社では3万〜10万円ほどとされる相場観がありますが、金額は神社や規模によって大きく異なります。初穂料が不要な神社もあるため、申請の際に金額をあわせて確認してください。
報告祭(結婚奉告祭)と神前式は何が違いますか?
報告祭(結婚奉告祭)は、神前結婚式よりも簡素な形で神様に結婚を報告する儀式です。お祓い・祝詞・玉串奉納などが中心で、神前式より時間も費用も抑えやすく、お二人だけでの実施も珍しくありません。
出張カメラマンの持ち込みはどの神社でもできますか?
神社によって対応が分かれます。出張カメラマンの同行を受け付けている神社もあれば、指定業者のみの神社、事業者による撮影自体を受け付けていない神社もあります。申請の際に、プロカメラマンが同行することを伝えて確認しておくと行き違いを防げます。
神社での和装撮影におすすめの季節はありますか?
桜や紅葉の時期は写真映えする一方で参拝者が多く、七五三シーズン(10〜11月)の土日は境内が混み合います。新緑や冬の澄んだ時期は落ち着いて撮影しやすく、和装の色も引き立ちます。季節だけでなく、混雑と光の条件で選ぶのがおすすめです。
挙式をしない選択をしても、神社で和装姿を残すことはできますし、報告祭(結婚奉告祭)という形で節目の儀式を添えることもできます。「どの神社で、どんな形で残すか」から一緒に考えますので、まずはお気軽にご相談ください。


フォトジェリッシュ横浜店
横浜で叶えるフォトウェディング・前撮り・フォト会食・挙式+会食。大さん橋、山下公園、三溪園など横浜らしいロケーション撮影から、 家族との会食を組み合わせたフォト会食、少人数の挙式+会食まで。 横浜で叶えられるウェディングスタイルを、わかりやすくご案内します。


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