前撮り・フォトウェディングに親が参加するときの服装|母親・父親の正解早見
結婚式やフォトウェディングの前撮りに親を誘ったとき、まず返ってくるのが「私は何を着ればいいの?」という質問です。お子様の前撮りに同行することになったお母様ご本人が、この記事を読んでくださっていることも多いと思います。
この記事は、成人式や七五三の前撮りではなく、結婚式・フォトウェディングの前撮りに親御様が参加するときの服装のガイドです。結論はシンプルで、親の服装は「写真に一緒に写るのか、立ち会うだけなのか」で決まります。一緒に写るなら新郎新婦と格をそろえたフォーマルを、立ち会うだけならきれいめの普段着で大丈夫です。
私たちフォトジェリッシュは、横浜・金沢のフォトウェディング専門店として、親御様やご家族が参加する前撮りと、撮影後にそのまま家族で食事をするフォト会食を日常的にお手伝いしています。この記事では、その現場の実感もまじえながら、母親・父親・きょうだい・祖父母の服装を立場別にご紹介します。

結論|親の服装は「写真に写るか・立ち会いだけか」で決まる
Conclusion
前撮りに参加する親の服装は、まず「写真に一緒に写るのか、立ち会って見守るだけなのか」を決めると迷いません。一緒に写る場合は、新郎新婦の衣装と格をそろえたフォーマル(母親なら留袖・訪問着・フォーマルドレス、父親ならダークスーツなど)が基本です。立ち会うだけの場合は、きれいめの普段着でまったく問題ありません。
立場別の目安を先に一覧にしておきます。詳しい選び方は、このあと順番にご説明します。
| 立場 | 写真に一緒に写る場合 | 立ち会いのみの場合 |
|---|---|---|
| 母親 | 黒留袖・色留袖・訪問着/フォーマルドレス | きれいめのワンピース・セットアップ |
| 父親 | ダークスーツ(格式重視ならモーニング) | ジャケット+スラックス |
| 兄弟姉妹 | スーツ・きれいめワンピース(学生は制服も可) | きれいめカジュアル |
| 祖父母 | 無理のない範囲のフォーマル(着物・スーツなど) | 体に負担の少ないきれいめの服装 |
「写るか・立ち会いだけか」は、当日ではなく撮影の予約前後に決めて親御様へ伝えておくのがおすすめです。両家が参加する場合は、片方だけ正礼装にならないよう、この分岐と大まかなフォーマル度を両家に同じ内容で共有しておくと、写真のバランスがきれいに整います。

前撮りに参加する母親の服装|正解は3パターン
Mother
母親の服装の正解は「留袖・訪問着」「フォーマルドレス・ワンピース」「きれいめの普段着」の3パターンです。どれを選ぶかは、写真に写るかどうか、新郎新婦の衣装が和装か洋装か、撮影場所の雰囲気で決まります。順にご紹介します。
和装で一緒に写るなら黒留袖・色留袖・訪問着
新郎新婦が白無垢や色打掛などの和装で撮影する場合、一緒に写る母親は黒留袖・色留袖・訪問着が正解です。黒留袖は母親の正礼装で、いちばん格式高くきちんとした印象になります。色留袖はやわらかさと華やかさを残しつつ上品に見せたい方に向いています。
挙式や披露宴と違い、前撮りでは準礼装である訪問着を選ぶ方も少なくありません。神社や日本庭園でのロケーション撮影なら、訪問着でも写真全体に品よくなじみます。どこまで格を上げるかは、両家のバランスと撮影場所の格式で決めれば大丈夫です。
「留袖なんて持っていない」という場合も、購入する必要はありません。留袖はレンタルで揃えられます。フォトジェリッシュでも留袖のレンタルについてご相談いただけますので、手ぶらに近いかたちで当日を迎えることもできます。
和装で写る場合は、着付けとヘアセットの段取りも早めに決めておきたいポイントです。ご自身の美容室で仕上げてから合流される方も、撮影のご予約時にあわせて相談される方もいらっしゃいます。着付けの手配が撮影の集合時間に間に合うか、予約の段階で確認しておくと当日が慌ただしくなりません。
洋装で一緒に写るならフォーマルドレス・ワンピース・セットアップ
新郎新婦がウェディングドレス・タキシードの洋装撮影なら、母親はフォーマルドレスや上品なワンピース、セットアップがよく合います。色はネイビー・ベージュ・グレー・落ち着いたピンクやブルーなど、主張しすぎないものが写真できれいにまとまります。
チャペルやホテルはもちろん、海や公園でのロケーション撮影でも、洋装は動きやすく相性がよい選択です。屋外では風でスカートが広がりにくいシルエットや、羽織れるジャケット・ストールがあると安心して撮影に集中できます。
訪問着とフォーマルドレスのどちらにするか迷ったら、新婦の衣装に合わせるのが目安です。新婦が和装なら訪問着、洋装ならドレスやワンピースを選ぶと、並んだときに一体感が生まれます。和装と洋装を両方撮る日は、長く一緒に写るほうの衣装に合わせれば大丈夫です。
母親の小物・アクセサリーはパールが定番
洋装で写る場合のアクセサリーは、パールのネックレスとイヤリングが定番です。バッグは小ぶりのフォーマルバッグ、足元はストッキングにヒールの低いパンプスを合わせると、写真でも上品にまとまります。素足やミュール、大ぶりで光りすぎるアクセサリーは、フォーマルな一枚では浮きやすいため避けるのが無難です。
留袖や訪問着の場合は、草履とバッグを金・銀や淡い色の礼装用でそろえ、髪はすっきりとしたまとめ髪にすると、新婦の和装と並んだときに美しく調和します。
立ち会いだけなら、きれいめの普段着で大丈夫
撮影を見守るだけで写真に写らない場合は、きれいめの普段着で大丈夫です。フォーマルを用意する必要はなく、無地のブラウスやきれいめのワンピース、セットアップなど「よそゆきの外出着」を目安にしてください。ヘアメイクも普段どおりで問題ありません。当日「一枚だけ一緒に」と写る可能性がありそうなら、軽くまとめ髪にしておくと安心です。
ひとつだけ、現場からのおすすめがあります。立ち会いのつもりで来られた親御様が、当日の雰囲気のなかで「せっかくだから一枚だけ」と一緒に写ることは、私たちの撮影ではよくあります。襟付きや無地のきれいめな服装にしておくと、その一枚も自然に残せます。足元は、ロケーション撮影では砂利道や芝生を歩くこともあるため、高いヒールより歩きやすい靴が安心です。
父親・きょうだい・祖父母の服装|続柄別のポイント
Family
父親はダークスーツが基本、格式重視ならモーニング
前撮りに参加する父親は、ネイビー・チャコールグレー・ブラックなどのダークスーツが基本です。白シャツに落ち着いた色のネクタイ、磨いた革靴まで整えると、晴れの日らしい一枚になります。母親が黒留袖を着る格式重視の撮影なら、父親の正礼装であるモーニングを合わせると両親の格がそろいます。
和装撮影では足元まで写ることが多いため、靴と靴下にも気を配っておくと安心です。立ち会いのみの場合は、ジャケットにスラックスといったきれいめの服装で十分です。
兄弟姉妹はフォーマル度を親に合わせる
兄弟姉妹が一緒に写る場合は、両親のフォーマル度に合わせるのが目安です。男性はスーツ、女性はきれいめのワンピースやセットアップ、学生なら制服でも構いません。小さなお子様は、きれいめの服装であれば動きやすさを優先して大丈夫です。
祖父母は無理のない範囲のフォーマルで
祖父母が参加する場合は、格式よりも体への負担の少なさを優先してください。着慣れた着物やスーツ、上品なワンピースなど「無理なく長時間過ごせる範囲でのフォーマル」が正解です。屋外撮影では待ち時間の暑さ・寒さ対策として、羽織ものを一枚用意しておくと安心です。撮影場所の移動距離や椅子の有無は、スタジオに事前に確認しておきましょう。
ご家族に妊娠中の方や車椅子の方がいる場合も、服装は「無理のない範囲のきちんと感」で考え方は同じです。それよりも、移動距離の短いロケーションや待機場所の有無を事前にスタジオへ共有しておくことのほうが、当日の快適さを大きく左右します。

親の服装で避けたい色・NGマナー
NG
親の服装で避けたいのは、次の4つです。どれも「主役は新郎新婦」というひとつの原則から来ています。
- 白・アイボリーなど花嫁の衣装と重なる色
- 花嫁より目立つ華やかすぎる色・柄・デザイン
- 両家でフォーマル度が大きくずれる組み合わせ
- 写真に写る場合のデニム・スニーカーなどカジュアルすぎる服装
白系は、洋装の花嫁のドレスと写真上で重なって見えるため避けるのが定番です。また、片方の母親が黒留袖でもう片方がカジュアルなワンピースというように両家の差が大きいと、家族写真のバランスが取りにくくなります。全身を黒でまとめる場合は、小物やアクセサリーで華やかさを一点添えると、お祝いの写真らしい印象になります。
なお、黒留袖は黒い着物ですがお祝いの正礼装であり、喪を連想させる心配はいりません。気をつけたいのはあくまで、全身黒の洋装を暗い小物だけでまとめてしまうケースです。
ロケーション別|神社・海・スタジオで親の服装はどう変える?
Location
同じ「フォーマル」でも、撮影場所によって快適な選択は変わります。ロケーション別の目安をまとめます。
神社・日本庭園での前撮り
神社や日本庭園は、留袖・訪問着などの和装や落ち着いたフォーマルがいちばんなじむ場所です。境内は砂利道や石段が多いため、洋装の場合はヒールの低い靴を選ぶと歩きやすく、写真の表情にも余裕が出ます。
海・公園など屋外ロケーション
海辺や公園の撮影では、風と足場を考えたセットアップやワンピースが実用的です。夏の屋外は想像以上に体力を使うため、待ち時間の水分補給と日よけを準備しておきましょう。冬や朝夕の撮影では、カメラに写らない場面で羽織れる上着やストールが一枚あると、待ち時間を快適に過ごせます。
スタジオ・チャペルでの撮影
スタジオやチャペルは空調が効いていて天候にも左右されないため、留袖からフォーマルドレスまで服装の自由度がいちばん高い環境です。ご高齢のご家族が参加する場合や、真夏・真冬の撮影で親御様の負担が心配な場合は、屋内中心のプランを選ぶという考え方もあります。
撮影後にそのまま家族で会食する日の服装
Dining
前撮りのあと、そのまま家族で食事会をする「フォト会食」というスタイルがあります。挙式はしなくても、親に晴れ姿を見てもらい、家族写真を残し、食事の時間まで一日で過ごせるため、撮影と会食をセットで考える方が増えています。この日の親の服装は、「撮影にふさわしいきちんと感」と「食事を無理なく楽しめること」の両方で選ぶのがコツです。
親御様の目線で一日を追うと、「お仕度→撮影→(着替え)→会食」という流れになります。衣装をレンタルする場合は、当日どこでお仕度をするかで持ち物と集合時間が変わるため、予約の段階で確認しておくと荷物を減らせます。
判断の分かれ目は、撮影の服装のまま会食するか、会食前に着替えるかです。私たちの現場では、母親が訪問着やフォーマルドレスのまま会食まで過ごすご家族も、撮影は留袖でしっかり写り、会食前に楽な服装へ着替えるご家族も、どちらもいらっしゃいます。留袖のまま長時間の食事は負担になりやすいため、和装で撮影する場合は「会食会場が椅子席かどうか」「移動距離がどのくらいか」を事前に確認しておくと安心です。
会場選びの段階では、レストランなら上品なワンピースやジャケットスタイル、料亭なら和装や落ち着いたスーツ、ホテルの個室ならややフォーマルな装いと、会場の雰囲気に服装を合わせると全体の統一感が出ます。フォトジェリッシュのフォト会食では、横浜・金沢エリアのレストランやホテルから会場を組み合わせられるので、アレルギー対応やご高齢のご家族の動線も含めて、服装と一緒にご相談ください。なお、会食が両家の「顔合わせ」を兼ねる場合の服装マナーは、顔合わせの服装ガイドで詳しくご紹介しています。
親への声のかけ方と服装の伝え方(文例つき)
Message
親御様は「呼ばれたのはうれしいけれど、何を着ればいいか聞きづらい」と感じていることが多いものです。誘うときに服装の目安まで一緒に伝えると、親御様の準備がぐっと楽になります。そのまま使える文例を2つ用意しました。
一緒に写ってもらう場合の文例
「◯月◯日に結婚式の前撮りをすることになって、家族写真も一緒に撮りたいと思ってるよ。服装はお母さんは訪問着かフォーマルなワンピースくらいを考えてもらえたら。留袖や着付けはお店でも相談できるみたいだから、心配なら一緒に聞いてみよう」
立ち会いだけの場合の文例
「撮影を見に来てもらえたらうれしいな。写真に写る予定はないから、きれいめの普段着で大丈夫だよ。もしかしたら当日一枚だけ一緒に撮るかもしれないから、襟付きの服だと安心かも」
伝えるタイミングは、撮影日の1〜2か月前が目安です。留袖のレンタルや着付けの手配、体型に合う服の準備には時間がかかるため、直前の連絡は親御様を慌てさせてしまいます。
両家が参加する場合は、新郎新婦がハブになって「和装か洋装か」「フォーマル度はどのくらいか」を両家に同じ内容で伝えるのが、いちばん角が立たない方法です。両家で直接相談してもらう必要はありません。誰を呼ぶか、当日をどう組み立てるかといった家族撮影全体の段取りは、家族で参加するフォトウェディングのガイドにまとめています。
フォトジェリッシュなら親の衣装・家族会食もまとめて相談できます
Support
私たちフォトジェリッシュでは、前撮り・フォトウェディングの撮影だけでなく、母親の留袖をはじめとした親族衣装のご相談もいただけます。新郎新婦の衣装に合わせて、両家でどの程度フォーマルにそろえるかまで、一日の流れに沿ってご提案します。親御様の衣装レンタルの内容や費用は撮影プラン・店舗によって異なるため、店舗にご相談ください。
撮影とあわせてフォト会食もご利用いただけます。レギュラーブランドは横浜店の洋装ロケーションが182,600円から、和装ロケーションが207,900円からで、衣装・ヘアメイク・撮影データが含まれるオールインクルーシブ方式です。ご家族に来ていただく撮影だからこそ仕上がりが心配、という方のために、レギュラーブランドには撮影料金保証制度もご用意しています。
よくある質問
FAQ
前撮りに親が立ち会うだけの場合、服装は普段着でよいですか?
写真に写らず見守るだけであれば、きれいめの普段着で問題ありません。無地のブラウスやワンピースなど「よそゆきの外出着」が目安です。当日「一枚だけ一緒に」と写ることもよくあるため、襟付きや無地のきれいめな服装にしておくと安心です。
フォトウェディングで母親は何を着ればよいですか?
和装の場合は黒留袖・色留袖・訪問着、洋装の場合はフォーマルドレスや上品なワンピースが選ばれます。新郎新婦の衣装や撮影場所、会食の有無に合わせて、両家で服装の格をそろえることが大切です。
フォトウェディングで父親はモーニングが必要ですか?
前撮りではダークスーツで問題ない場合が多いです。母親が黒留袖を着るなど格式を重視した家族写真を残したい場合は、父親の正礼装であるモーニングを合わせると両親の格がそろいます。
母親の留袖は購入しないといけませんか?レンタルできますか?
購入する必要はなく、レンタルで揃えられます。フォトジェリッシュでも留袖をはじめとした親族衣装のご相談をいただけます。レンタルの内容や費用はプラン・店舗によって異なるため、店舗にお問い合わせください。
両家の親の服装はそろえた方がよいですか?
完全に同じ服装にする必要はありませんが、フォーマル度はそろえるのがおすすめです。片方が正礼装、片方がカジュアルすぎる服装になると、家族写真の印象に差が出やすくなります。新郎新婦から両家へ同じ目安を伝えておくとスムーズです。
撮影後にそのまま会食する場合、親は着替えた方がよいですか?
どちらでも大丈夫です。衣装のまま会食すると特別感が続き、着替えれば食事の時間をリラックスして過ごせます。留袖など和装の場合は長時間の着席が負担になりやすいため、会食会場が椅子席かどうかと移動距離を目安に決めるのがおすすめです。
母親だけ・片方の親だけの参加でも大丈夫ですか?
問題ありません。母親おひとりだけ、片方のご家族だけの参加も一般的です。写真に写る方の服装の格をそろえれば、人数や組み合わせは自由に決められます。遠方のご家族がいる場合は、参加できる方だけで撮影し、写真を共有する方法もあります。
夏や冬の撮影で親の服装に気をつけることはありますか?
夏場は留袖やスーツを長時間着ると体力の負担が出やすいため、水分補給と日よけの準備、休憩をはさめるスケジュールが大切です。冬場や朝夕の撮影では、写真に写らない場面で羽織れる上着やストールを用意しておくと防寒に役立ちます。
家族みんなで、いい表情の一枚を。
親御様の服装は「写真に写るか・立ち会いだけか」を決めて、両家で格をそろえるだけで大丈夫です。
撮影も会食も、私たちと一緒に無理のない一日を組み立てましょう。
