10月の下旬、伊勢山皇大神宮。木々はまだ緑なのに、光だけがもう秋で、石畳にも石段にも影がまっすぐ長く伸びていました。主役はクリーム地の着物に生成りの被布を合わせた3歳の女の子。そしてその隣には、今日は主役じゃないお兄ちゃん。低い斜光と、ふたりきょうだいの午後を、写真とともにお届けします。
秋の陽が、もういちばん低い
2023年10月24日、横浜市西区の伊勢山皇大神宮。よく晴れた午後でした。境内の木々はまだ夏の緑を残していて、見た目だけなら秋の途中。それでも光は正直で、10月下旬の太陽はもうずいぶん低いところから差してきます。真上から降る夏の光とちがって、斜めから入る光は、着物の凹凸も、石畳の目地も、ぜんぶ起こして見せてくれました。フォトジェリッシュ横浜が、ご家族に同行して撮影しています。

- 撮影日
- 2023年10月下旬(晴天・秋の斜光)
- 撮影場所
- 伊勢山皇大神宮(横浜市西区)
- 主役
- 3歳の女の子(付き添いにお兄ちゃん)
- 衣装
- クリーム地に菊や花丸文の着物+生成り色の被布
手水舎から、はじまった
最初のカットは手水舎でした。柄杓から落ちる水を、両手をそろえてそっと受けとめる。その横顔は、3歳にしてはずいぶん大人びて見えました。……と思ったのも束の間、次の瞬間には手水舎の陰からこちらを見上げて、舌をぺろり。数秒でこれだけ表情が入れ替わるのが3歳です。どちらか一方ではなく、この振れ幅ごと残しておきたいと思いました。
横にスワイプして見る


低い光が、長い影をつくった
この日いちばんの相棒は、秋の低い光でした。10月下旬の午後の太陽は、境内を真上からではなく、斜めから照らします。拝殿前の石畳にちょこんとしゃがめば、足元に自分の影がくっきり。石段の前で片足を上げてポーズを決めれば、その影もいっしょにポーズをとります。社殿には「祝七五三」の提灯が下がっていて、振り向いた後ろ姿の向こうで静かに揺れていました。注連縄が渡された石柱の下に立ってもらうと、足元から手前に向かって、影が長く伸びていきます。夏に同じ場所で撮っても、こうはなりません。




絵馬をのぞきこみ、和傘であそぶ
移動の途中、絵馬掛けの前でぴたりと足が止まりました。掛かっている絵馬を、上から下へ、じっと見下ろしている。文字はまだ読めないはずなのに、たしかに「読んで」いる顔でした。声はかけず、そのまま待ってシャッターを切ります。玉砂利の広場では赤い和傘。立てて持って、しゃがんで、口をとがらせて。手のなかにひとつ何かがあるだけで、子どもは指示されなくても勝手に遊びはじめます。撮る側の仕事は、それを邪魔しないことでした。


主役じゃないお兄ちゃんが、主役になった一枚
この日の七五三の主役は、妹のほうでした。お兄ちゃんは濃紺のチェックのジャケットにネクタイを結んだ小学生。付き添いとして、ずっと一緒に歩いてくれていました。付き添いのきょうだいをどう撮るか、というのはいつも考えます。端に立ってもらったままで終わるのは、たぶん違う。だから手をつないでもらい、正面に並んでもらい、最後にひとつだけお願いをしました。「思いっきり跳んでみて」。お兄ちゃんが宙に浮いた瞬間、妹はびくともせず正面でにっこりしていて、ふたりの関係が、その一枚に全部写っていました。帰り道、注連縄の下を並んで歩いてくる背中も、いい距離でした。




七五三の衣装レンタル・着付けについて(3歳の被布)
3歳の七五三は、着物の上に袖のない上着(被布)を重ねる装いです。この日は、クリーム地に淡い水色・オレンジ・ピンクの菊や花丸文を散らした着物に、無地の生成り色の被布を合わせました。被布飾りは淡いパープルとピンクの花モチーフ。髪はトップでまとめた団子に前髪ぱっつん、ピンクと黄色の小花にぶら下がり飾りのついた髪飾りを添えて。足元は赤い鼻緒の白い草履、手には淡いピンクの巾着です。淡い色を重ねた装いは、秋の低い光と相性がよく、斜めから当たった分だけ生地の質感が出ました。フォトジェリッシュでは3歳の被布・5歳の羽織袴・7歳の四つ身まで衣装レンタルをご用意し、着付け・ヘアセット・撮影データまでぜんぶ込み。衣装は事前にお選びいただけます。
このレポートには、大人の顔が一枚も写っていません。それでも一日の流れが伝わるのは、お子さまの「行動」が物語を進めてくれたからだと思います。水を受ける、舌を出す、絵馬をのぞく、和傘を差す、跳ぶ。ポーズを決めてもらうより、次に何をするかを待つ。10月下旬の低い光は、待っているあいだもずっと味方でいてくれました。
この撮影が叶うプラン
衣装・着付け・ヘアセット・撮影・おでかけまで、ぜんぶ込みで追加料金なし。神社への届出手続きもおまかせください。ごきょうだいが一緒に写るカットも、追加料金なしで撮影します。
- 衣装レンタル
- 着付け
- ヘアセット
- 撮影データ
- 神社への届出
- おでかけ撮影
撮影場所:伊勢山皇大神宮について
伊勢山皇大神宮は「関東のお伊勢さま」とも呼ばれる横浜総鎮守。桜木町駅から歩いて向かえる高台にあり、七五三の時期は社殿に「祝七五三」の提灯が下がります。手水舎、石段、注連縄の渡された石柱、絵馬掛け、玉砂利の広場——短い動線のなかで背景が次々に変わるのが、撮影する側にはありがたいところ。とくに秋は太陽が低く、時間帯によって影の出かたが大きく変わります。撮影は届出制で、当社が手続きを承ります。
- 所在地
- 横浜市西区宮崎町64
- アクセス
- JR・市営地下鉄「桜木町駅」から徒歩約10分
- 見どころ
- 手水舎・石段と社殿・注連縄の石柱・絵馬掛け・玉砂利の広場
- 秋の光
- 10月下旬は陽が低く、石畳や石段に長い影が出る
- 撮影
- 届出制(当社が手続きを代行します)
七五三の撮影、お気軽にご相談ください
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七五三の前撮り よくある質問
秋の七五三、何時ごろの撮影がおすすめですか?
10月下旬から11月にかけては、日ごとに太陽の位置が低くなります。午後の遅い時間ほど光が斜めから入り、石畳や石段に長い影が出るので、境内に立体感が出ます。今回は10月下旬の午後の撮影でした。ご希望の雰囲気にあわせて時間帯をご相談ください。
七五三の主役ではないきょうだいも、一緒に写れますか?
はい、追加料金なしで一緒に撮影します。今回も、主役の妹さんとお兄ちゃんのツーショットや、お兄ちゃんが思いきりジャンプした一枚を残しました。付き添いのごきょうだいにも「その子の一枚」をつくることを大切にしています。
大人が写らず、子どもだけの写真を残すこともできますか?
できます。このレポートも、お子さまだけが写ったカットで構成しています。撮影データはご家族の写ったカットも含めてすべてお渡ししたうえで、ホームページやSNSに掲載する範囲はご希望にあわせて調整いたします。
3歳の被布はどんな衣装ですか?
着物の上に袖のない上着(被布)を重ねる、3歳ならではの装いです。帯を締めないぶん着付けの負担が少なく、はじめての和装にも向いています。フォトジェリッシュでは着付け・ヘアセットまで込みでご用意しています。
伊勢山皇大神宮で出張撮影はできますか?
撮影可否は神社ごとに異なります。伊勢山皇大神宮は届出制で、当社が手続きを承ります。詳しくは伊勢山皇大神宮の七五三ページ、または撮影対応神社の一覧ページをご覧ください。
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